これまでちょいちょいカッティングステッカーを作ってきました。
文字や絵を切り抜いたシールのことです。
文字だけだと「切り文字」なんて言い方もしますね。
小さいモノから中くらいのモノ(高さがたかだか60cmほどですけどね…)まで、たくさん作ってきたように思います。
全部、独学なので、プロが作るようなものとは出来栄えが少々違うような気もします。
まぁ、人によっては、このクオリティでも十分ということで、いくつも作って販売してきましたけどね(^_^;)
一応、独学だし試行錯誤を繰り返してきましたけど、実は、案外簡単に作れちゃうんです。
道具があって、機械とソフトウェアの簡単な使い方さえ分かれば、ほぼできると思いますので、ちょっとだけ自分のやり方をご紹介しますね。
もし、やりたい人がいたら、参考にしてみてくださいませ。
用意するものは、こちらです。
カッティングプロッタ(カッティングマシン)
これでシートをどんどん切っていきます。
切り出せるサイズは小さくなりますが、3万円台でもしっかりした機械がありますので、やってみたい方はどうぞ。
ソフトウェア
カッティングプロッタに付属するソフトウェアでも切り出せますが、自分は付属のソフトウェアを使いこなせないので、使い慣れているバージョンの古いIllustratorを使ってます。
Illustratorで切り出せるようにするプラグインがある機種の場合は、ですけど。
マーキングフィルム
これがカッティングステッカーの本体になります。
得体の知れない安物とはモノが違いますので、それなりのものを使いましょう。
たくさん種類があるので、色々試して使いやすいものを選びましょう。
アプリケーションフィルム(転写シート)
カッティングステッカーを貼りやすくし、貼るときにバラバラにならないようにするためのシートです。
透明なフィルムタイプと半透明の和紙タイプがありますが、カッティングステッカーを貼る場所が平面なら透明、曲面なら和紙、なんて使い分けですね。
小道具たち
使い方は後ほど(^^)
小道具以外は、身近では手に入りにくいかもしれませんが、ここはネットの力に頼りましょう(^^)
全部、普通に揃いますので。
では、ここから作り方をご紹介します。
(1)切り出すデータを作る
Illustratorや機械に付属のソフトを使って、切り出したいデータを作ります。
切り出すということは、文字や絵の輪郭を切っていくということなので、輪郭のデータ、要するにベクタ形式でデータを作るということです。
ベクタデータとラスタデータの違いが分かるようなら、たぶんすぐに作れるでしょう。
分からなかったら、勉強してください(^^)
(2)シートを切り出す
カッティングプロッタにマーキングフィルムをセットして、実際に切り出していきます。
切った跡が見えますね?
マーキングフィルムには、台紙にフィルムが貼り付いていますので、当然、台紙は切らずにフィルムだけを切ることになります。
ですから、マーキングフィルムの厚さによって、プロッタの刃の出し方や、切るときの圧力、シートを送るスピードなんかも調整する必要がありますが、プロッタによって調整方法も違うでしょうから、各自、調べましょう(^^)
台紙まで切っちゃうと、いざ貼ろうと言うときに台紙までくっついてきちゃうので、大変な目にあいます。
刃も傷みやすくなるので、ご注意を。
(3)不要な部分を剥がす
切り出したシートから必要がない部分を取り除いていきます。
これを「カス取り」と言うんですが、あまり言葉にしたことないですね(^^)
お好きなように剥がしましょう。
シートによって剥がしやすさがありますが、経験してください。よく分かりますから。
このメーカーのものはカス取りしやすいから作業が早いとか、あのシートは切れやすいから慎重にとか、色々です。
(4)アプリケーションシートを貼る
アプリケーションシートを切り出したシートより少し大きめに切って、表面に貼ります。
まずは、ズレないようにマスキングテープで固定してから、
大きめなシートに貼る時や、透明なアプリケーションシートを貼る時は、ちょっとやり方が違いますが、どんな場合でも、できるだけ気泡が入らないように注意して作業してください。
カッティングステッカーを実際に貼るときに影響しますから。
小道具のところで、何種類かスキージーの写真がありますが、硬さによっ貼りやすさが違うので、好きな硬さを選びましょう。(白いやつはヘラです)
でも、ここまで来れば、あとは簡単です。
(5)不要な部分をカット
まだ不要な部分が残っているので、カッターナイフで切ってしまいます。
ここでの注意点は、ありません(^^)
透明なシートを使った時は、表面がツルツルしていて定規が滑りやすいので注意するくらいでしょうか。
ざっとこんな感じですが、作業自体は、たいして難しくないでしょ?
ちょっとしたコツはいくつもありますが、それらは実際にやってみないと理解できないことがあるので、ここでは、あえてご紹介はしません。
色々と試行錯誤してください(^^)
楽しいよ(*^^*)