欧州車のドアモールやルーフレールでよく見られる白いモヤモヤ。
これ目立ちますよね。
欧州車のドアモールの多くは、アルミ表面に酸化皮膜を作る加工(アルマイト加工)しているということなので、その被膜にサビが出ると、こういった白いモヤモヤに。
アルマイト(英: alumite or anodize、almite[1])は、アルミニウム表面に陽極酸化皮膜を作る処理である。人工的にアルミニウム表面に分厚い酸化アルミニウム被膜を作る事によって、アルミニウムの耐食性、耐摩耗性の向上、および、装飾その他の機能の付加を目的として行なわれる。
黒いモールもありますが、同じくアルマイト加工をしているなら、残念ながらモヤモヤは出ます。
原因ですが、恐らく洗車で使う洗剤類(断定はできませんが…)
調べてみると、このサビはアルカリ錆と言われるようなので、アルカリ性の洗剤(シャンプーなど)が悪さをしているんでしょう。
自分たちが定期的に手がける車は、シャンプーは使わず水のみで洗車していて、また、常にお手入れしているから、屋外の駐車場でも屋内の駐車場でも、症状が出ないのだと思います。
周囲の人で、他社のワックスを使っていても(クリーティングコートを使っていなくても)水だけで洗車している車にはこの症状が見られないのです。
そのような洗剤を使っていても、しっかりと洗い流して、さらにワックス等で保護していれば違うのかもしれませんね。
これらのお話は多くのサイトで紹介されてますし、詳しく書かれていることもあるので、より詳しい説明はそちらを参考にしてください。
これは、自分が手がける車や身の回りの車の状態を見てそう判断しただけで、実験をして確認したわけではありません。
なので、そういった可能性が考えられる、ということでございます。
実験をすれば原因がはっきりするでしょうが、それはまた機会があれば試してみます。機会があれば…
これは厄介な症状
この白いモヤモヤは、かなり手強い症状です。
ピッチレスコートでゴッシゴッシ擦り続けても、ちょっと薄くなったかな?どうかな?ってレベルです。
消える気配がありませんね…(^_^;)
一般的に、この白いサビを消すとなると、コンパウンドや、それなりのケミカルで根気よく丁寧に削り落とすか、モール自体を交換するしかありません。
色々な業者さんでモールのシミ取りをメニューに入れていることから、それだけ手間がかかるものだということが分かりますよね。
ちなみに、コンパウンド等で処理した場合、施工後は、しっかりコーティングなりワックスなりを施工して表面を保護して、さらに普段からお手入れをしてあげないと、またサビが顔を出しますので、お気をつけくださいませ。
この白いサビを落としてほしいといった依頼や、ピッチレスコートで対応できないか質問を頂くことがありますが、ピッチレスコートには研磨剤が入っておらず、簡単に落とすことができないので、残念ながら…です。
かといって諦めるのも何ですよね。
だから、ピッチレスコートを使った落とし方を開発するのも面白そうなので、いいアイデアが思いついたら試してみます。
キレイになるか、はたまた、より悪化させるか、キズだらけになるか、全く分かりませんが、試しながら遊んでみることにします。
ということです!