敷いていた滑り止めマットをどかしてみると…
もう去年のことですが、お客さまから車の内装のことでSOSをもらいました。
ダッシュボードやセンターコンソール(シフトノブの周辺)に滑り止めのマットを敷いていたら、そのマットの跡が付いて取れないということでした。
滑り止めマットというのは、こんな感じのものですね。
実際伺って状態を見たところ、ダッシュボードの中央あたりとセンターコンソールのシフトノブ周辺に敷いてあったのがはっきりと分かるほどボツボツな跡だらけで、悲惨と言ってしまいそうな状態でした。
その時の状態を写真でご紹介したいのですが、撮ってません!ありません!
そのときに写真が撮れなかったので、この場でもご紹介はできないのです…
申し訳ない…
写真は撮れるときに撮っておくといいです、のような投稿を先週しましたが、まさにコレ。
次の機会があれば、しっかり撮っておきます。
残った跡は、削らないと除去できないことも
この状態、はっきり申し上げてしまいますと、表面に粘着物が残っているのではなく、素材が凸凹に変形しているので我々ではお手上げです。
ベタベタが残るような状態なら対応できる可能性はありますが、素材が変形・変色していたら、削ったり塗装したり最悪は交換です。
身近に似た症状になったものが見つかったのでご紹介しておきましょう。
まずはレターケースの引き出しから。
続いて、大昔使っていたウーファー。
プラスチックとは相性が悪いです。
レターケースの引き出しは、一見すると糊の跡のように見えて落ちそうな気もしますので、糊の除去にも使えるピッチレスコートで試してみたところ、
糊を落とせるピッチレスコートで擦ってみても
注意書きを読んでから使う…ようにします!
上の黒いマットも白いマットもお客さまがダッシュボードにしいていたマットも、どこの会社さんのマットかは分かりません。
アサヒペンさんで滑り止めマットを販売していまして、たぶん似たようなものだと思うので、サイトに書かれていた注意書きをご紹介します。
マットの跡がつくことがありますので、いずれの用途にも長期間の使用は避けてください。また、使用中は時々使用面を拭いたり、本品の位置をずらしたりしてください。使用面の材質や置くものの材質(特にプラスチック)によっては、くもる、色移りする、本品の跡が残る、本品が付着する、あるいは溶けることがあります。
アサヒペン すべりどめマット 注意事項
しっかり書いてある注意書きを読んだ上で使うようにしましょう。
自分も気をつけます。
たまたまプラスチックの引き出しやウーファーに跡が付いていたのを見つけたので、過去にお客さまの車に起こった症状を(文字だけで)ご紹介することにしました。
時々ダッシュボードに滑り止めマットを敷いている車を見かけますが、跡が残ったら修理や交換すなど色々面倒なので、お気をつけください(._.)