先日、洗車道場に来てくださったバイカーさんに質問をいただきました。
これまでもずっと普段ボディに使っていたワックスを使ってお手入れしていたそうで、ビッカビカでしたが、さらにビッカビカにしたいということでしたw
先日、仕事でも使うヘルメットを購入したときに付いていた説明書を見ると、お手入れ方法が書かれていました。
この中で、
ガソリン、シンナー、ベンジン、熱湯(50℃以上)や、塩水等は絶対に使用しないでください。
ガソリン、ベンジン、シンナーなどの有機溶剤は絶対に使用しないでください。
OGK Kabuto Kabuto共通取扱説明書
と、ヘルメット本体とシールドについて、それぞれ書かれています。
ヘルメットやシールドの素材が有機溶剤などで劣化する、ということで使わないように警告しているんですね。
では、そんなヘルメットにピッチレスコートを使っても大丈夫かどうかといいますと、実際に生死を分けるような事故を起こしたことがないので絶対とは言い切れませんが、ピッチレスコート、窓ガラスコートをヘルメットに使っても問題無いと思います。
ヘルメットの塗装すら溶かすことがないピッチレスコート、窓ガラスコートなので、転んだときの安全性には影響しないと思うのです。
でも、心配なら説明書通りに取り扱ってください。
アライヘルメットさんのこんなツイートもあることですし…
Araiさんのジェットヘルメット用シールドが道場のどこかに眠ってますので、いつかそれでテストしてみましょうかね。
逆に、ツルツル滑る質感になるので、転んで投げ出された時もヘルメットの摩擦が少し減って衝撃を逃してくれるかもなんて思いましたが…そんな甘いものじゃないですねw
ここで1点、注意していただきたいことがあります。
ヘルメットにピッチレスコートを施工した場合は非常に滑るようになります。
ボディやメッキなど使える素材に施工した時は必ず滑る質感になりますので、ヘルメットも例外ではありません。
下のように片腕で脇に抱えて持つような時はツルッと落としてしまうことがあります。
ヘルメットの顎の部分やあご紐を持ってブラブラさせながら歩くとどこかにぶつけることがあるので、脇に抱えて持つようにしなさい、と教習所で習った覚えがあります。
でも、ツルツルしたヘルメットを脇に抱えて持つと想像以上にツルッといきますので、落してヘルメットの性能を落としてしまうことの無いようにお気をつけくださいませ。
また皆さんに参考になりそうな質問・相談を頂いたら、このブログでお答えしていきます。
それではまたお会いしましょう。