SNSで流れる宣伝で、汚れたボディにシュシュッと吹き掛けてクロスで拭き上げるケミカルを紹介してることがありますが、どうやら、そういった宣伝を観たことがある方からの質問もあるようですね。
それら宣伝で水洗いもせずに劇的にキレイになる様子が映し出されてますが、ピッチレスコートは同じように使うとことはできません。
花粉や黄砂、ホコリ、泥、塩カリ、樹液、鳥の糞、…など、色々なものが付いてる可能性があります。
その状態で直接使ったらどうなるかを考えると、たぶんご想像どおりの状態になります。
フーッと吹けば飛ぶようなホコリが載ってる状態なら軽くホコリをタオルで撫でて除去すれば、水洗いせずに使えるかもしれませんが、こびりついた泥などが付いていたら水洗いは必要です。
樹液などには直接使えなくはないですが、無理して水洗いせず使う理由はありません。
水洗いはしっかりやってください。
直接水を掛ける洗車方法の場合
自分たちはバケツ1杯の水だけで洗車をする方法を採っていますが、決して水をかけた洗車方法がダメということではありません。
水を掛けた洗車方法でもOKです。
ただ、水を掛けて洗車をした場合はボディにある細かい隙間にも水が入りこんでしまいます。
洗車直後、水分をしっかり拭き取ったと思っても、時間を置いたら水が染み出してきたり、走り出したら所々から水が染み出してくる、といったことがよくありますよね?
ピッチレスコート等を使う場合、施工時にそれら水分が出てくると、施工がしにくくなると同時に、塗りムラになったり拭き残しになりやすくなります。
仕上げ拭きするタオルも濡れてしまうと、まずキレイに施工することができなくなります。
という問題がありますので、直接水を掛けて洗車した場合は細部の水分も逃さず拭き取るなりしてください。
水洗いが面倒な場合は?
水洗いがめんどくさいって方は諦めたほうがいいでしょう。
水洗いする時間が無いから水洗いしたくないという方も同じくです。
バケツ1杯の水洗いとクリーティングコートを使ったお手入れをすることで、それまでやっていた洗車方法より簡単になるかもしれませんが、水洗いをゼロにすることはできません。
ですので、自分たちのような業者に頼むか諦めるかですね。
これまでに「水洗いが面倒」ということで質問等を頂いたことはありませんが、一応書いておきました。
ここまでピッチレスコートのことを書いてきましたが、窓ガラスやミラーを窓ガラスコートで施工する場合も同じです。
どんな洗車でもそれなりに面倒ですが、これからも楽しく洗車ができるようにサポートさせていただきます。
日本中どこでも洗車が楽しくなる時期がそろそろ来ます。
ひとまず梅雨前までは楽しんでやっていきましょう。