(相談)バケツ1杯の水洗いが不安なんですが…
私達がいろいろなところで紹介している水洗い方法。
それが、バケツ1杯の水洗いです。
この仕事をはじめた頃から今でも、よく言われることがありまして、
非常識。あんなことやってはいけない。
風当たりが強いんですよね(^_^;)
タオルでボディを撫でて洗うから、キズだらけになってしまう、ということで、そのように言われてます。
確かに、ボディがジャリジャリの状態でやれば、間違いなくキズだらけになりますよね。
このバケツ1杯の水洗いも、コツがしっかりあります。
そして、不向きな条件もありますので、そのへんをしっかり押さえておけば、洗車する場所に制限がある、ガレージを水浸しにしたくない、もっと楽に水洗いしたい、などといったお悩みを解消する1つの方法になるはずですよ。
ピッチレスコートを使う前はどうやって洗車するのか
ピッチレスコートを使う前は、ボディに汚れやホコリが乗っている状態ではいけませんので、水で落ちる汚れと乗っているホコリなどを落としておきます。
ここで、はじめて洗車するわけですが、まだバケツ1杯の水洗いに慣れていないこともあって、いきなり汚れたボディをこの方法で洗うのはコワイですよね。
そして、バケツ1杯の水洗いは、
クリーティングコートで保護膜が出来たボディだからできること
なんです。
クリーティングコートで作った保護膜がスベリも弾力性も持っているため、キズが入りにくいのです。
保護膜が無い状態だと、スベリも少なく弾力性も無いので、バケツ1杯の水洗いに慣れていないと難しいです。
ですから、そんな時は、バケツ1杯の水洗いにこだわらずに、今まで通りの水を掛けながらでの洗車でも構いません。
優しく水だけ使って落としてください。
シャンプー(ワックス入りのシャンプーも)は、ピッチレスコートを使った時の作業に影響することがありますので、できるなら使わない方がいいでしょう。
いままでシャンプー洗車しかしたことが無いということであれば・・・
今回限り。大目に見ましょう(^_^;)
でも、以降の洗車では使わないでくださいね!(^^)
ピッチレスコートの保護膜が、シャンプーするたびに少しずつ落ちてしまいますから。
この洗車の時は、水で落ちない汚れ(油性の汚れなど)が付いている時は、ムリして落とす必要はありません。
はじめに ”ボディに汚れやホコリが乗っている状態ではいけません” とは書きましたが、
あくまでも、ボディ表面に付いた汚れを軽く落とすだけ
油性の汚れや駐車場のポールなどに擦って付いた塗料などは、多くがピッチレスコートで落ちますから、落ちない汚れが残ってても気にしないことです。
それを落とそうとしてゴシゴシ・・・キズダラケになっちゃうので(^^)
ここまでで、ボディに乗ってたものはある程度落ちます。
ただし、水を掛けながら洗車した時は、ボンネット、ドア、ミラーなどなど、たくさんある隙間に水がたっぷり入り込んでいます。
洗車後、ドアの開閉をしたり、走り出すと、どこからともなく水が湧き出してきます。
ピッチレスコートは、水分が好きじゃないです。
水分が残っていると、施工し難くなって、キレイに仕上がらないことが多々あるのです。
ピッチレスコートの仕上げに使うタオルも乾燥していることが条件です。
そんなことで、水を掛けて洗った後や雨の直後の洗車の際は、
細部に水が残らないように、丁寧に丁寧に拭き取って、念入りにやるなら、細部までしっかり乾燥させるのがいいでしょう
風が強い日や、ホコリが舞いやすい駐車場では、長い時間乾燥させておくと、またホコリが乗ってしまうので、ホドホドにしましょうね。
あとは、ピッチレスコートをうまく使ってもらえれば、美しくなるはずですよ(^^)
バケツ1杯の水洗いもクリーティングコートの使い方も、必ず基本を押さえる必要がありますが、特に水洗い方法は、
水を掛けながら水洗いしても全然問題なしです
- シャンプー類は一切使わず、水だけで洗う。
- ボディに優しく不要な力を入れない。
- 水滴が乾かないうちにしっかり拭き取る。
- 細部に水分を残さない。
これさえ(他にあるかも(^_^;))押さえておけば、バケツ1杯の水洗いに拘る必要は無いと思ってますが、いかがでしょう(・・?
ボディに乗っかってる “ホコリ” と “水だけで落ちる汚れ” が落ちればいいのですからね。
自分たちにとって、クリーティングコートでお手入れしているボディにはバケツ1杯の水洗いが最適なので、これからもずーっと続けていきます。
洗車を楽しむなら、自分スタイルを作るのも悪くないですよ。
楽しい洗車、面白いお手入れ を目指して、色々と遊んでみてくださいな。
遊ぶうちに、やりすぎてキズを入れちゃうこともあるかもしれませんが、それも車やバイクへの愛情だと思えばねー(^^)
これは必ず頭に入れておいてもらいたいですが、
どんな方法であれ、全くキズが入らない洗車方法は無い
と思ってます。
いくらツルツルしてるボディでも、タオルで拭く際の摩擦がゼロなわけじゃないし、単純に汚れが乗っているボディに水をかけるだけでも、キズが入る可能性も考えられますからね。
また皆さんに参考になりそうな質問・相談を頂いたら、このブログでお答えしていきます。
それではまたお会いしましょう!