お客さまとお話をしているときに「慣れって怖いね」ってお話になりました。
これまでお客さまが別のワックスを使っていたときは、そのワックスの容器を傾けてスポンジに垂らして使われていたそうなんですが、それをピッチレスコートでたまにやってしまうとのことでした。
このスポンジで塗ったらタップリ塗れてしまって、暗いところでは分からなかったけど明るいところで見たらスジだらけになっていた、ということでした。
たぶん、ピッチレスコートがこんなスジ状に残っていたということのようです。
スポンジやタオルでなぞった跡がスジ状に残っているというわけですね。
ボディなど施工した部分の状態によりますが、ピッチレスコートを付け過ぎた時は、スジ状の跡が残ることがあります。
このスジ状に残ったピッチレスコートは、時間とともに馴染んで目立たなくなることもありますが、ピッチレスコートの量が多過ぎた時は残って見えることがあります。
では、こんなスジを無くすにはどうすればいいのか。
スポンジで塗り終わったら力を抜いて撫でる
スポンジでタップリ塗ってしまった後は、そのスポンジで力を抜いて撫でてみましょう。
もしピッチレスコートをスポンジに適量付けただけなら、力を抜いて撫でるだけでも余分なピッチレスコートの大半をスポンジに吸わせることができますが、今回の量は多すぎますので…
これでダメならスポンジの裏面です。
スポンジの裏面などピッチレスコートが少ない部分で撫でる
まだピッチレスコートがあまり付いていない面を使って、余ったピッチレスコートを吸わせます。
ピッチレスコートが裏面にもタップリ含んでいるようなら、別のスポンジでも構いません。
それでもダメならタオルです。
タオルで撫でる
タオルで撫でてしっかり吸わせます。
タオルを使ってもスジが消えない時は、スポンジと同じくタオルに多くピッチレスコートが含まれていると吸収しにくいので、できればあまりピッチレスコートが含まれていない(まだあまり使っていない)面を使って撫でてみましょう。
これだけでかなり改善するハズです。
でもでもでもでも、それでも改善しないときは最終手段の水洗いです。
最終手段の水洗いをする
ここまでやっても、どうしてもスジが残る、塗った箇所が白っぽく見える、というときは最後の手段です。
バケツ1杯の水洗いをします。
水洗いによって、施工面に多く残ったピッチレスコートが固まるので、それをスポンジやタオルで拭いてしまえば一件落着です。
ピッチレスコートが固まるといってもコチコチにはならず柔らかい状態で集まってくれるので、スポンジやタオルに吸わせることが出来るのです。
このやり方は過去記事にありますので、そちらを参考にしてください。
記事の最後の方を見ていただければ、今回とは関係のない解説を省けますのでw
また皆さんに参考になりそうな質問・相談を頂いたら、このブログでお答えしていきます。