いきなりですが、
ピッチレスコートで使うタオルは、見た目が汚れてます。
どれだけ汚れてるかというと、
左が使い込んで黒く汚れたタオルで、右がまだそこまで使ってない新し目なタオル。
こんな状態です。
コレはかれこれ1年以上使ってます。
何か、素手で触ったら手が汚れそう。って思われそうです。
普通に考えれば、そのとおりです。
なんでこんなタオル使ってるの?
とか、
ワックスを使ってくれてる方からは、
洗わなくて大丈夫なんですか?
って聞かれます。
不潔、キズが入りそう
と思われることもしばしば。
でもね、こんな汚れて見えるタオルが、中々の仕事をしてくれるんですよ。
1つ目の効果はピッチレスコートの層(保護膜)を作れる
このタオルには汚れも多少含まれてはいるものの、ピッチレスコートがたっぷり含まれているのです。
試しに、タオルを紙やダンボールの上に少し置いてみると、ピッチレスコートの成分が滲み出すので、よく分かるはずですよ。
だから、このタオルでボディを拭くと、拭いたその部分に
薄ーーーくピッチレスコートの膜ができる
んですよ。
極薄くですけどね。
実際に試せば分かるんですが、拭く前と後では、少しスベリ方が変わるんです。
これって、ピッチレスコートを含んだスポンジで撫でるのと同じなんですよ。
(明らかにツルツル加減や艶が変わるわけではないです。あくまでも若干です。)
2つ目の効果はちょっとした汚れなら落ちる
ちょっとした汚れがついてるメッキなんて、軽く拭くだけで汚れが落ちて、ピカピカになったりするんです。
車内のドアノブやウッドパネルに付いた指紋や汚れを落とせます。
もちろんツルツルにもね。
これも、ピッチレスコートを含んだスポンジで撫でるのと同じなんですね。
3つ目の効果は気になるホコリ対策
ピッチレスコートが含まれたタオルには、
ホコリを寄せ付ける効果がある
ので、ボディに乗っかったホコリを除去できるんですよ。
静電気などの要因もあるので、完全に除去できるわけではないんですけど、案外効果的。
窓ガラスに付いたホコリも大丈夫。
でもフロントガラスはタオルで拭いたところが油膜になって見難くなることがあるから、注意しましょう。
メリットがあればデメリットも。
タオルにたっぷりピッチレスコートが含まれてるということは、ピッチレスコートをこれ以上吸収するのは難しいということ。
少しは吸収できても、使い込んでいないタオルほど吸うことが出来ない。
となれば、ピッチレスコートの拭き取りにはあまり使えないことになるんです。
ですが、スポンジ戻しがしっかりできれば、ふき取り自体ほとんどいらなくなるし、使い込んでいないタオルと使い込んだタオルを使い分ければいいだけのことなんですね。
黒く汚れたように見えるタオルもしっかり仕事してくれるんです。
職業が変わってもタオルへの考え方は同じだった。
以前、毎週仕事で通っていたマンションの駐車場でのできごと。
毎週通っていたので、夕方まで常駐している管理人さんと仲良くなったんです。
その管理人さんが、まっ黒タオルを見て、
いやー、使い込んだタオルだね。使いやすいでしょ!
って。
そんなことを言われたのは、はじめて。
この人、なんで知ってんだ?
と思ってよくよく聞いてみると納得のお答えが。
その管理人さん、機械工場かどこかで働いてたらしく、機械の整備もしていたそうです。
その整備の時には、新品や汚れてないタオルを使うよりは、機械油でしっとりした使い込んだタオルを使った方が色々といいことがあるとのことで、説明してもらいました。
- 油を完全に拭きとってしまわないので、表面を油が保護してくれる。(サビ防止)
- 汚れが落ちやすい。
- タオルのホコリが出にくいから、トラブルの元が減る。
マンションの掃除やちょっとした修理するときも、同じだよ。とも。
ピッチレスコート用タオルに似てません?
職業や用途が違っても、考え方は同じなんですね。
そういや、水洗い用タオルもそうでした。
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