ただいま試験的にレターパックを箱型に折って発送してます。
このレターパック、厚紙で出来ているので重めの商品を入れたときに破れたり箱が潰れる可能性もありそうなので、今はまだ軽量のタオルやスポンジの発送にのみ使ってます。
もし重めの商品(P113の500mlとか)をレターパックで送るときは、ダンボールの内箱が必要になるんですね。
その内箱も特殊なサイズなので、オーダーする予定です。
綺麗に厚紙を折る方法を考える
もしダンボールの内箱が作れたときは直ぐにレターパックで発送ができるよう、レターパックを綺麗に折って箱にしやすい方法を考えます。
レターパックを箱型に折る方法は、すでに多くの方が動画などで公開しているので、厚紙を折る方法をご紹介しつつ、箱型に折る方法を簡単にご紹介です。
箱型に折る方法は、2年前にダンボール師匠であるホッティーさんが書いてくれてるので、そちらを参考にやってます。
厚紙に折り目を付けるいい方法が見つからない
これまで厚紙を折るときは、太めのボールペンやヘラで折り目を付けてました。
が、特にボールペンで折り目を付けるときは、押す力をしくじると、折り目(厚紙の表面)が裂けることがありました。
厚紙が僅かでも裂けると、裂けた部分から穴が開くこともあるようなので、折り目が裂けたりインクの色が付くボールペンは避けたい。
受け取った箱が綺麗じゃないと、がっかりしたり不安になるので、箱はできるだけ綺麗に保ちたいのです。
ヘラもいまいちでした。
ヘラがいまいちということではなくて、あくまでも、ヘラを使った自分が不器用なだけなので上手な人が使えばいけるでしょう。
そこで思ったのは、ローラー的な回転するもので擦らず折り目を入れれは、少なくともボールペンを使ったときのように裂けることはないんじゃないかと。
刃が鋭利でないピザカッター探しにホームセンターへ出かけましたが、やはり刃はそこそこ鋭く、切れ味のよさそうなものしか見つかりませんでした。
裁縫道具「ルレット」に目がとまる
その後、全く関係のない消しゴムはんこの材料をAmazonさんで探していたら、なぜか「ルレット」なる裁縫道具のようなものが出てきました。
その時はトゲトゲが付いたものでしたが、トゲが無ければいけるかも?と思っちゃいました。
それで探してみたところ、あっさりと「へらルレット」が見つかりました。
ピザカッターと比べれば刃が小さいですが、紙を切るような鋭利な刃ではないのでそのものズバリでしたね。
で、早速厚紙に折り目を入れて折ってみたところ、折り目が綺麗になりました。
これなら受け取った側も安心出来るんじゃないかと。
レターパックに折り目を入れて箱にする
実際にへらルレットを使い折り目を入れて箱を作ってみます。
実際に折り目を入れる
レターパックの4つの辺を表面と裏面から折り目を入れて、マチになる部分にも折り目を入れます。
箱にしたときの厚みによっては、蓋の部分にも折り目を入れます。
4つの辺に折り目を入れる
今回は、厚みが80mmになるように、各辺から40mmの部分に折り目を付けていきます。
もし厚みが90mmなら各辺から45mmの部分に、厚みが100mmなら50mmの部分に折り目を入れればOKということになりますね。
へらルレットの転がし方
勢いをつけてルレットを転がすと定規からズレて直線が引けないので、急がず丁寧に転がしてください。
へらルレットを押さえつけ気味にゆっくり2回、奥から手前に引くように転がします。
往復するように手前から奥に引くと、ずれやすいので奥から手前に引きます。
何回転がすかは押さえる力加減によるので、力加減と転がす回数は折り目がしっかり付くように調整してください。
また、刃と軸受の部分には少し隙間がありローラーが少し斜めになるので、これまたズレることがありました。
そのため、ローラーがグネグネ動いて定規に沿わずにズレて直線が引けないことがある(上の2本線の跡が付いた写真のように)ので、少し斜めから当てるとズレにくいです。
それに、刃が小さいので厚みのある定規だと軸受の部分が定規に当たって直線の折り目が付かないので、もっと角度を付けるか、目盛りが付いた側を使うのがいいです。
四隅のマチになる部分に斜めに折り目を入れる
4つの辺に折り目を入れてから四隅に折り目を入れます。
最後に蓋の部分に折り目を入れる
箱の厚みを 100mm未満にすると蓋の部分にも折り目が必要になります。
100mm未満だと、蓋の部分に折り目をつけないと蓋の端が浮くのです。
これを手で無理に折ると折り目が汚らしいので、蓋が箱の厚みと同じになるように蓋にも折り目を入れます。
もともとレターパックに入っている折り目が3本あります。
全ての折り目の状態
青線の部分に折り目を入れます。
折り目が付いたら丁寧に折る
折り目通りに折るだけですが、雑に折ると折り目と違う所で折ってしまいビシッとした角のある箱ができないので、折る時も丁寧にいきましょう。
マチと蓋の部分は特に折りにくいので、折り紙を折るようにいきましょう。
これは慣れですね。
羽の部分を貼っておく
全て折って箱状になったら、最後にマチの部分に出来た三角の羽を貼り付けておきます。
折った後の注意点
これは厚みが88mm以上にしたときにありえることなので、もし88mm以上の厚みで箱を作るときは注意してください。
レターパックプラスのお届けは対面が基本です。
お届けの際は、箱に貼り付いている配達証を剥がして郵便局側が保管するのですが、この配達証が一部剥がれます。
配達証は剥がしやすくなっているので、その部分で箱を折ると配達証の一部が浮いて剥がれやすくなるわけです。
だから、配達するまでに剥がれてしまうと困るので、浮いた部分を折ってマスキングテープなどで貼って出すようにしてます。
今回使った道具はこれ
箱に折り目を入れて折るために使った道具はこれです。
- へらルレット(今回用意したのはクロバー製)
- 定規(本体が透明で5mm間隔に目盛りが入っているものがオススメ)
- テープのり(超強力タイプ プラス ノリノハイパー)
たまたま事務所に転がっていたので使っただけです。表側からテープで貼ってもいいと思いますよ。
時間と手間が掛かるのが問題
この方法であれば送料を抑えることができますが、手間がかかります。
慣れても折り目を入れて箱型にするのに2~3分はかかります。
そして内箱を作ったりメッセージを書いたりするので、1箱を作り上げるのにだいたい5分が必要です。
1時間休み無く作業しても12個ほどしか作れません。
時間をお金に換算して考えるのはあまり好きではありませんが、時給1,000円なら1箱あたり83円ほどのコストがかかっているのですね。
もし、そんな余計な作業に時間をかけるのならもっと他のことに時間に費やしたい、ということならそうすればいいし、とにかく送料を今以上に抑えたいからやる、ってことなら、どうぞやってみてください(^^)
へらルレットは「箱切り名人」の中でも登場しているので、話が前後した感じですが、お気になさらずに。
以上、1ヶ月前のお話でした。