通販で商品が送られてきたダンボール箱が丈夫そうなので、再利用することにしました。
残念ながら送り状や注意書きのシールが貼ってあるので、これをキレイに剥がしてから使わないと面白くない。
そこで、ダンボールを処分するときに、貼られたシールはどうすればいいかを調べたときに、シール剥がし剤(ダンボールに対応しているやつ)の存在を知ったので、それを試します。
はじめに跡が残るかチェックする
説明書きに、目立たない所で事前に確認しなさいとあったので、処分予定のダンボール箱を使ってシールの無いところにスプレーしてチェックしました。
おやおや?
シミのような感じになりましたね。
そして、1日待ってみました。
跡、残りましたw
跡は残りましたが、まあこの程度の跡しか残らないので、お客さまに発送するのではなく自家使用なら問題は無いでしょう。
色の差が出るなら、いっそのこと箱全体に吹きかけてシミとそれ以外の場所の差を無くすという手もありますが、そのかわり、量を使うのと、ダンボール全体の色が濃くなるのと、貼ってあるテープ全てが剥がれてしまいますけどw
ついでにニオイのチェック
こういった液剤は薬品臭がしそうですが、これは柑橘系のニオイがします。
成分を見ると、d-リモネンと書かれているので、これがニオイの元だそうです。
ニオイは、薬品っぽいニオイでも柑橘系のニオイでも、人によって好みのニオイは異なりますので、ニオイの感想は無しです。
実際に嗅いで確かめてください。
これとは別のウィンドウフィルムを剥がすときに使う液剤も、同じくリモネンが含まれていたので、似たニオイでした。
実際に貼られたシールを剥がす
半透明のフィルム的なもの
いつも剥がすのに難儀していた「送り状を剥がした後に残る半透明のフィルム的なもの」を剥がしてみましょう。
いきなり難易度が高そうなシールからです。
表面が紙ではないので液剤が染み込みにくく、効果があるのかちょっと心配。
半透明なヤツの中には、同じように見えても、ゆっくり剥がせばきれいに剥がせるものと、ゆっくり剥がしてもブチブチ千切れて剥がしにくいものがあって、ここで扱うものはもちろん後者の千切れて剥がしにくいものです。
手で剥がしてみる
シール剥がし剤で剥がす
シール剥がし剤をシール全体にスプレーし、数分(説明書きに2〜3分放置とあるので、ここでは3分にしました)放置した後、浮いたシールをゆっくり剥がします。
うまく剥がれない場合は何度か繰り返します。
ここまでくると、剥がしたときに指先に付いた糊がベトベト。
この後、ダンボールに残った糊を除去しますが、指先がベトベトしてると作業がしにくいので、この時点で落としておくといいです。
そのベトベトはピッチレスコートでも落ちましたし、市販のパーツクリーナーでも落ちました。
ただ、(特にパーツクリーナーは)指先が荒れることもあるのでご注意を。
残った糊を除去する
表面に貼りついていたモノは除去できましたが、糊がたくさん残ってしまったので、ここではその糊を除去します。
はじめはペーパータオルを使いましたが表面に凸凹が少ないのでうまく除去できなかったので、凸凹が多いタオルを使いました。
一度で取れない場合は、取れるまでスプレーして放置してタオルで拭いてを何度も繰り返します。
糊が除去できたら、あとは液剤が乾くまで放置します。
液剤の跡と糊の跡が残りましたが、シールも糊も落ちました。
表面が液剤を弾きやすいクラフトテープ
クラフトテープ(紙の粘着テープ)といっても表面が液剤を弾きやすいタイプなので、どこまでテープがキレイに剥がれるか試してみましょう。
ということは、テープ全体の色が変わるほどたっぷりスプレーすれば、ダンボールは剥がれずにキレイにテープだけ剥がせる可能性があります。
これはまた試す必要がありそうです。
宿題ですね。
透明な粘着テープ(OPPテープ)
続いての透明テープ(OPPテープ)は、さらに強敵。
表面から液剤が一切染み込まないので、剥がれる気がしませんw
やはり、全く液剤が染み込まない透明テープは無理でした。
そりゃそうですね。
無理言ってすみませんでしたw
普通のクラフトテープ
最後の最後に、普通のクラフトテープ(紙の粘着テープ)を剥がします。
やはり普通のクラフトテープは表面が染み込みやすいので剥がしやすいです。
クラフトテープも透明テープも、剥がした後はダンボールに糊がしっかり残っているので、シール剥がし剤を吹きかけてタオルで拭いて除去します。
糊の除去は最初に紹介した通りなので、省略です。
シール剥がし剤を使った場所はどんな感じ?
このシール剥がし剤を使った後のその部分の状態が気になったので、マジックで文字を書き、シールも貼りました。
いつものプロッキー(水性顔料インク)を使ったら、
ペンで何かを書くのは問題は無いようです。
続いてシールを貼った後に剥がしてみると、
こちらも大丈夫そう。
注意書きにある使ってはいけない場所には使わないように
注意書きによると、自動車の塗装部、ダッシュボードなどには使ってはならないと書かれてますので、車等のステッカーを剥がすためには使わない方がよさそうです。
營業車のステッカーを一部剥がしたので、剥がした後に残った糊にこのシール剥がし剤を使ったところ、問題無く使えましたが、長期的に見て後から問題が出る可能性がありますので、注意書きの通り、塗装面などに使わないように。
最後に、もうお分かりかもしれませんが、どんなテープやシールでも、特に、残った糊を落とすために作業時間も掛かるし使う液剤の量も多いので、そこそこ面倒でしたw
なので、コレというダンボールにだけ使うのが良いかと。
今回使ったモノタロウさんのシール剥がし剤は、ダンボール・紙専用ではないので、専用のものを使えばもっと違う結果になったのかどうか、専用のものがあったら試してみましょうか。
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