スポンジのお話。うまく作ると仕上がりも変わる。

今日は、千葉まで出張しての洗車でございました。

普段とは違う環境で洗車するのも、イイもんですよ。

程よく暖かくて、洗車日和でしたね。

雲一つない空

街中で洗車している人を何人も見かけました。楽しそうだったね(^^)

 

今日の洗車は、年に2~3回依頼されるお客さまの車です。

ボディの状態は、ご想像の通り。

ご自身ではお手入れされることがないので、ピッチレスコートの保護膜はほぼ無い状態です。

※今日のお客さまの車は写真が撮れないので、ボディの状態はご想像ください。

汚れが酷く保護膜が無い・・・一つひらめきました!

今回の洗車は、汚れ落としと保護膜をガッツリ作ることがメインになるので、せっかくなので、

新しいスポンジを使って、1台のボディ全体を仕上げた後、スポンジはどのような状態になるか、やってみました。

これまでに、スポンジがうまく作れないといったお悩みを聞くことが多かったので、ちょうどいい機会でした。

 

使う前のスポンジ。

ま、新品ですよね

(注意:このスポンジそのものを使ったわけじゃないです。)

で、1台仕上げた後のスポンジは、こうです。

汚ーーーい!なんて言わないでね。

これだけ汚れます。

えーと、こんな汚れたスポンジを使い続けるなんて非常識。っていう方は、これ以上お読みになる必要はありません_(._.)_

この状態、新品スポンジと比べると、

重ねて

指で潰すと

今回使ったスポンジの方がよく潰れてますね。

スポンジを上下入れ替えても同じ

硬度計で測定していないので数値化できませんが、

使用前に比べて柔らかくなったということは分かりますよね(^^)

それに、両面を満遍なく使っているので、1台仕上げただけで、だいぶ使いやすいスポンジに変わりました。

ピッチレスコートもそれなりに含まれているので、ドアノブの指の跡などちょっとした汚れなんかは、あえてピッチレスコートを付けなくてもチョイチョイって撫でるだけで落ちてしまうくらいです。

比較的使い込んだ面

反対面もそれなりに使ってます

ピッチレスコートを付けた跡からも分かる通り、いつも同じ部分にピッチレスコートを付けてるわけではありません。

時々場所を変えてます。

今回は、汚れ落としをすることが多いボディだったので、付けるところを頻繁に変えました。

その甲斐もあって、うまくスポンジが出来てきました。

 

そんなわけでして、

1台汚れ落としをしただけでも、だいぶスポンジは出来上がる

ということです。

今回仕上げた車種はプリウスです。

だから、ボディの面積が広いというほどではありません。

それでも、案外出来上がるのですねー

 

ついでに、全体がほどよく出来上がって、非常に使いやすくなった、普段から使っているスポンジと比べてみましょう。

見た目じゃ分からないかも

でも、今回出来たスポンジと重ねて潰してみると、

柔らかさが全然違うのね…

同じ車を仕上げる場合でも、何回か使っていくうちに使いやすく変化していくはずです。

あせらずゆっくりスポンジを作ってください。

 

この記事では、スポンジを作ることをテーマにしてますが、新品スポンジ、少し使ったスポンジ、程よく使い込んだスポンジと、それぞれで得意、不得意な仕上げがあります。

新品は硬めなので、汚れ落としがしやすい反面、スポンジ戻しがやりにくい。

使い込んだスポンジは柔らかいので、キズ消し(埋め)やスポンジ戻しがしやすい反面、汚れが落としにくい。

少し使ったスポンジは、その間。

だから、何個か状態の異なるスポンジを用意して、その汚れやキズなど、状態によって使い分ければ、キレイに早く仕上がるようになるかもしれませんよ。

自分たちが常時8~10個のスポンジを使い分けているのがお分かりいただけるハズ(^^)

 

ちなみにですが、これ以上真っ黒になると、逆にスポンジの汚れがボディにくっついてしまうなど、使い難くなることもあります。

こんな汚れすぎたスポンジになる前に。時々軍手(付属されてるような普通の軍手でOK)をはめてスポンジを使うようにしてください。

軍手によって、スポンジをクリーニングできますから。

 

今回の洗車では写真が撮れず残念でしたが、使用前後を比べられたので、少しは参考になりましたかな?

乾燥させずにうまく保管してもらえれば、仕上げやすい何年も使えるスポンジになりますのでね。

よりいっそうイイ仕上がりにするため、スポンジをうまく育ててくださいませ!

では今日はこのへんで。

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