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長年使って汚れた合皮のソファーをキレイにします。
革(合成皮革)の汚れ落とし方法を知る!
普段座っているソファーは、日々の生活の中で汚れが付いていきます。
人以外にもペットと一緒に暮らしていれば汚れやすくなります。
今回のターゲットも、長年大きなワンちゃんが寝たり遊んだりする20年もののソファーだったので、たくさん汚れが付いています。
ご家族からすれば、ワンちゃんとの思い出が詰まったものですが、やはり、カバーを掛けて使っていても、ぼろぼろだし臭いも出てきたし、放置しておくのもアレなので、処分されることになりました。
でも、せっかくなので処分するまでの間、一時的に江戸川道場でお預かりして、少しキレイにしてみようということになりました。
預かったのは1年前なので、だいぶ間が空いちゃいましたけどね。
さぁ、そんなソファーがどのようにキレイになるか、試してみましょう。
仕上げ前の状態をチェック
この汚れ方、何だか大変そうな予感がする…
用意するクリーティングコートは「P113」
<BASEの商品ページを見る>
以下のタオルは別途ご用意ください。
- タオル(水拭き用)
P113が落とした汚れを拭き取る用です。
一般的なフェイスタオルのサイズが使いやすいです。
(バケツ1杯の水洗いで使うようなタオルがいいですね。) - タオル(乾拭き用)
水拭き後に水分をしっかり取るために使います。
こちらも同じくフェイスタオルのサイズが使いやすいかと。
P113とP113-IIはどちらも、内装などの簡単な汚れからエンジンルームのキツめの油汚れまで、様々な汚れ落としをするためのものです。
P113に比べてP113-IIの方が汚れ落としの効果が強力ですが、素材を傷めやすい、変色させやすいといった心配はありません。
施工手順
手順は、P113を付けたスポンジで擦って、落ちた汚れをまずは水拭き用タオルで拭き取り、最後に乾拭きをします。
水拭き用タオルを準備する
今回は、汚れがどのくらい付いているのか、どれだけ落ちたのかを見るため、新しい白いタオルを用意しました。
事前に一度拭いてみる
タオルがこれだけ汚れたのに、ソファーの見た目は変化無し。
この汚れ方、作業が大変になるのは間違いない…
スポンジに付けてひたすら擦る
10~15センチ四方を攻めます。
急いで一気に広い範囲を攻めると、汚れが落ちたところと落ちていないところとまだらになりやすいので、狭い範囲をコツコツとやりましょう。
無数の細かいシワの中までしっかり汚れを落とすために、いつもの縦横円以外に、シワに沿って擦るようにするとより効果的です。
汚れを落としたP113-IIを拭き取る
汚れたスポンジとタオルは適宜キレイに
汚れがついた道具でそのまま進めると、スポンジやタオルに付いた汚れがせっかくキレイに仕上げた面に付いてしまうことも考えられます。
汚れてきたと思ったら、時々落としながら仕上げを進めましょう。
同じくタオルも、汚れが付いたら汚れていない面を使うか、水で洗うなどして進めましょう。
あとは「スポンジで擦る→濡れタオルで拭く→乾拭きする」の繰り返し
濡れタオルと乾いたタオルで拭き上げれば、
残りも同じで、
さらに、肘掛けも同じで、
無理に擦ると色が落ちるので要注意
仕上げた肘掛けの部分をよく見ると、シワの辺りに部分的に汚れが残っているように見えますが、これは擦れてできたキズや、シワ自体が汚れのように見えるだけです。
これを汚れだと思ってスポンジやタオルで無理にゴシゴシしてしまうと、
ということになるので、無理に擦らないようにご注意くださいませ。
最後に、あまり見せるようなものではありませんが、
合成皮革のお手入れに水を使うのは本来はNG
合成皮革のお手入れは乾拭きが基本で、水拭きをすると加水分解を促進して劣化(表面が硬くなったりボロボロになる)を早めるためNGと言われています。
ですから、P113を使ったお手入れ方法では、水拭き用の湿らせたタオルで拭いた後に、すぐに乾いたタオルで拭いて、できるだけ水分を接する時間を少なくしています。
今回の汚れ落とし方法を簡単にまとめる
- P113-IIをスポンジに吹きかける
- いろいろな方向(シワに沿ったり、縦横円を描くように)から何度も軽く擦る
- 乾かないうちに濡れたタオルで拭き取る
- 最後にすかさず乾いたタオルで乾拭きする
いつもと変わらないこれだけの手順です。
どんな素材でも無理は禁物なので、力任せにはせずに素材を傷めにくいP113-IIの力をうまく使ってください。
あらためて…今回使ったクリーティングコートは「P113」
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