2023年1月1日より、各クリーティングコートの付属品はスポンジと竹串のみになりました。タオルや軍手は各自ご用意ください。

革シートに付いたお化粧品の跡を落とす。【トヨタ クラウン】

車のお手入れ

この記事は約 7 分で読めます

革シートに付いたお化粧品の跡をキレイにする!

革シートに付いてしまった化粧品的な何かの跡。

どんな状況で付いたかは分かりませんが、これを落としてみましょう。

仕上げ前の状態をチェック

アイシャドウなのか何かのペンのような化粧品を擦ってしまった感じです。

細かいスジの中までしっかり入っていて、一見、やっかいそうな感じです。

用意するのは「P113」

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

以下のタオルは別途ご用意ください。

  • 拭き取り用タオル
    スポンジで除去した汚れを拭き取るときに使います。
    施工時の写真で登場するような一般的なキッチンタオル、それに似た柔らかいタオル、ウエスをご用意ください。
P113とP113-IIの違い

P113とP113-IIはどちらも、内装などの簡単な汚れからエンジンルームのキツめの油汚れまで、様々な汚れ落としをするためのものです。

P113に比べてP113-IIの方が汚れ落としの効果が強力ですが、素材を傷めやすい、変色させやすいといった心配はありません。

施工手順

スポンジやタオルで擦る際、力を入れたからといってよく落ちるということは無いと思ってください。

もし落ちたとしても、今回の場合なら革にキズを入れる可能性がありますので、P113の力を最大限に使うのです。

まず手始めに指で

まず初めに指で擦ります。

押さえ気味に擦っても
全く変化なし

指にも付きませんでしたw

続いて、タオルで

次は、P113を付けたタオルで擦ります。

泡立つほどよく振って
1プッシュ
縦横円を書くように擦ると
これだけ汚れが落ちました
P113が乾かないうちに直ぐに乾いたタオルで拭きます
少し落ちましたね

タオルでソコソコ落ちました。

でも、凸凹に入り込んだものまで除去しようとするとタオルでは手間がかかりそうなので、この後は本命のスポンジを使って汚れを落としてみましょう。

ちなみに、タオルにはお化粧品のピンク色の他に黒い色が付きました。

これは、お化粧品の跡以外に、元々付いていた汚れも一緒に落ちたということですね。

けっして革の色が落ちたわけではありません。

本命、スポンジを使ってみる

革(フェイクでも)製品の場合、革には無数に縦横無尽にスジが入っています。

このスジに汚れや今回のようなお化粧品などが詰まると、タオルだけでは難儀します。

スジがたくさん
そのスジ(凸凹)にもしっかり入り込んでいます

こんな時はスポンジを使います。

付属のスポンジ

先ほどタオルで試した部分から

泡立つくらいよく振って
1プッシュ
スポンジの先に付けます
縦横円を描くように軽く擦ります

ここで、擦る時の力加減ですが、少し潰れるくらいの力で押さえます。

力いっぱい押して擦っても、キレイに落ちるとは限らないです。

逆に、革を痛めることもあるので、軽く擦るだけ。

力を入れて擦った時に、爪で傷を入れたら一巻の終わりですから、気をつけましょう。

力をかけ過ぎ

ただ、施工を進めていくうちに徐々にスポンジ自体が柔らかくなっていくので、軽く押しても上の写真のように潰れます。

あくまでも、新品スポンジで上の写真のように潰すほどの力は入れないように、ということです。

擦り終わるとこうなります

キレイに落ちているっぽい。

この後は、P113が乾く前に拭き取らないといけないので、キレイになったことに浮かれてモタモタしてはいけません。

乾いたタオルを使います
濡れた跡が無くなるまで何度も軽く撫でます
キレイに除去できましたね

ここで注目するのは、擦った円状の跡です。

他の部分と色が違って、擦った跡のようにも見えますね?

これは、擦った部分の汚れが落ちて、他の部分にはまだ汚れが残っているので、擦った跡が残ったように見えるのです。

タオルだけで擦った時、黒い汚れが付きましたが、そんな汚れが擦っていない部分にはまだ残っているというワケです。

続いて、縫い目の手前まで

では、同じように、残りをキレイにしていきましょう。

スポンジで擦った後の汚れを含んだP113は、乾く前に拭き取る必要があるため(乾いてしまうと再度施工が必要になる)、P113で広い範囲を施工する場合は、狭い範囲に区切って施工してください。

1プッシュ
縦横円で押さえつけずに擦ると
少しずつ落ち始めました
少し泡立ちながら落ちていきました
落ちた汚れがスポンジに付きました(ココ)

汚れが落ちたと思ったら、P113が乾く前に直ぐに乾いたタオルで拭き取ります。

撫でるように拭き取っていきます
拭き取った後はこの通り
細かいスジ(凸凹)にも跡は残ってません
落ちた汚れが拭き取ったタオルに付きました

最後に、手強そうな縫い目部分を

縫い目が少し凸凹している部分を仕上げていきましょう。

1プッシュ
縦横円を描くように擦って

縫い目の部分はスポンジの角をうまく使っていきましょう。

縫い目に沿って角を当てて擦るだけ
汚れが落ちたら
間髪を入れずに乾いたタオルで拭き取ります
ピンク色の跡は見えなくなりました
縫い目に若干ピンク色が見えてますが気にしないw
(撮影時はよく見えなかったです…)

もし、スポンジに汚れが溜まってきたら

適宜、タオルなどでスポンジの汚れを落としながら、施工を進めてください。

タオルに押し当てれは汚れがタオルに吸収されます
(写真のようにシートの上ではやらない方がいいです)

最終的にこのような仕上がりになりました。

跡は消えましたね
問題なさそうな状態になりました

今回は、時間の都合で汚れとその周囲だけをキレイにしました。

目を凝らしてよく見ないと分かりませんが、施工した部分と施工していない他の部分と少しだけ色が違います。

先ほども書いたように、他の部分にはまだ汚れが付いているので色が違って見えるワケです。

皆さんは、色の違いや境目を無くすように、今回のシートであれば、中央のシートの座面全体をキレイに仕上げるのがいいでしょう。

ここで注意が

P113をスポンジにプッシュする際、周りに飛び散らないように、シートの上ではなく別の所でプッシュするか、タオルの上でプッシュしてください。

少なくともタオルの上で
施工するモノの上では止めたほうがいいです

直接スプレーすると、スプレーした部分とスポンジで仕上げた他の部分とに色の差が出来やすいのです。

これと同じように、スプレーしたときに飛び散ると、同じように色の差ができやすいんですね。

この差を埋めるのは、P113の使い方に慣れていてもなかなか大変なので、直接かからないようにご注意くださいませ。

今回の汚れ落とし、方法を簡単にまとめる

P113の力をほんのちょっとでも信じて使ってくださいw

力を入れて擦ったり余計なことは一切しません。しないでください。

  1. P113をスポンジに付ける
  2. 縦横円を描きながら軽く擦る
  3. 乾かないうちに拭き取る

ソファーなどの革製品に付いた汚れも同じように対処しますので、下記記事も参考になるかもしれません。

あらためて…今回使ったのは「P113」

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

汚れが強力だと思われるときはP113-IIをお使いになる方がいいかもしれません。

落ちない汚れもありますので。そのへんはご留意ください。

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