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- Q市販のダイヤモンドクリーナーで車のガラスのウロコ取りをしたらキズが入りました。どうしましょう…
- A
キズが入ると、もうどうにもなりません。
いくらキズを埋めてくれるピッチレスコートであっても、無理です。
研磨してもらうしかないでしょう。
ダイヤモンドクリーナーはとても強力
年末の大掃除の時期になると、以前書いた「メラミンスポンジ」と同じくらい多く頂く質問です。
お風呂場の鏡に使ってみたらキレイになったから他にも使える、という理由が多かったですね。
でも、ダイヤモンドクリーナーは本当に強力に削るので、車のガラスやミラーには絶対に使ってはいけません。
説明書の裏にも書かれていますもんね。
これ、実際にやってみるとよく分かるのですが、それほど力を入れずに擦ったつもりなのに、うっすらとキズが入りました。
力加減にはそこそこ慣れていると思っていたに、細かいキズが入るとは…
ガラスや鏡の表面に付いてしまったウロコ状の汚れや水アカはコレで落ちたとしても、ガラスや鏡の表面をも削ってしまう可能性があります。
今回は、試せる車のガラス・うろこ状になった鏡が無く、普通のガラスで試したので、車のガラスやお風呂場の鏡を施工したら違う結果になるかもしれません。
また、何も付いていないガラスに使ったら当然キズが入るだろ、ウロコが付いたものでやらないと意味がない、なんて言われそうですが、あくまでも参考程度ということで。
ウロコなどが付いたガラスに使っても、ウロコが落ちてくれば当然ガラス表面が現れてきて、そのまま使い続ければ、そのガラスそのものも削ることになるので、似た状態になるのではと想像しています。
実際に説明書通りに使ってみる
まずは、説明書きにある使い方、水を使って擦ってみます。
擦ったのは白い円で囲った内側です。
スポンジの横だけを持って、極力、力を掛けないように擦りました。
相当軽く擦ってますので、もしウロコが付いていたら落とすのにだいぶ時間が掛かりそうな感じがしますが、どうなんでしょうか。
続いて、ほんのちょっとだけ力を加えて擦る
続いて、さらに力を加えて擦る
ちょっとした力加減の違いで、キズが入るか入らないかが決まるようなので、思ったよりシビアかもしれません。
力加減を練習してから使わないと危険ですね。
でも、これでは、この商品を普通に使っただけなので面白くありません。
水の代わりにピッチレスコートを使う
せっかくなので、これまで汚れ落とし効果がありキズが入りにくいと紹介してきたピッチレスコートを使って試してみましょう。
水を使ったときと同じように軽く撫でるように擦っているのでキズは見えません。
続いて、ほんのちょっとだけ力を加えて擦る
水を使ったときと比べてキズは少ないような気もしますが…たいして変わりませんね。
続いて、さらに力を加えて擦る
軽い力で擦ってもキズは入りやすい
実際に入れた力を数値で測ってないので正確な比較にはなっていませんが、このような結果になりました。
軽く力を掛けた時だけ違いが僅かに出て、それ以上の力を入れてしまうと見た目はほぼ変わらないんですね。
というわけで、やはり力加減はとてもシビアなので、説明書きにある通り、車のガラスや鏡には使わないことです。
ウロコは落ちるけど同時にガラスや鏡にも傷が入る可能性が高い、ということなので、もしお風呂場の鏡に使う時は慎重に使った方がいいです。
始めから力を入れて使うのではなく、まずは力を入れずにやって、徐々に力を掛けつつキズが入るか入らないかを探り探りやるようにしてください。
また、念には念を入れて、はじめから実際にキレイにしたいものに使うのではなく、キズが入っても問題ないもので試しつつ練習をしてからにした方がいいでしょう。
何事もこれが基本です。
まあ、もしやりたいなら各自の責任においておやりください、ですけどね。
逃げですw
この記事は、毎日のように読んでくれる方がいらっしゃって未だに質問もいただくので、いずれはうろこ状のシミがたくさん付いたお風呂の鏡で試した方がよさそうですね。
キズが入っても問題ない鏡が見つかったらやってみますが、あまり期待しないようにお願いいたします!
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