2023年1月1日より、各クリーティングコートの付属品はスポンジと竹串のみになりました。タオルや軍手は各自ご用意ください。

ダイヤモンドクリーナーでガラスのウロコ取りをしたらキズが入ったんだけど…【相談室】

アドバイス

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Q
市販のダイヤモンドクリーナーで車のガラスのウロコ取りをしたらキズが入りました。どうしましょう…
A

キズが入ると、もうどうにもなりません。

いくらキズを埋めてくれるピッチレスコートであっても、無理です。

研磨してもらうしかないでしょう。

ダイヤモンドクリーナーはとても強力

年末の大掃除の時期になると、以前書いた「メラミンスポンジ」と同じくらい多く頂く質問です。

お風呂場の鏡に使ってみたらキレイになったから他にも使える、という理由が多かったですね。

でも、ダイヤモンドクリーナーは本当に強力に削るので、車のガラスやミラーには絶対に使ってはいけません。

説明書の裏にも書かれていますもんね。

「自動車のガラス」って書いてあります
(ダイソー ダイヤモンドクリーナー 取扱説明書より)

これ、実際にやってみるとよく分かるのですが、それほど力を入れずに擦ったつもりなのに、うっすらとキズが入りました。

力加減にはそこそこ慣れていると思っていたに、細かいキズが入るとは…

ガラスや鏡の表面に付いてしまったウロコ状の汚れや水アカはコレで落ちたとしても、ガラスや鏡の表面をも削ってしまう可能性があります。

今回は、試せる車のガラス・うろこ状になった鏡が無く、普通のガラスで試したので、車のガラスやお風呂場の鏡を施工したら違う結果になるかもしれません。

また、何も付いていないガラスに使ったら当然キズが入るだろ、ウロコが付いたものでやらないと意味がない、なんて言われそうですが、あくまでも参考程度ということで。

ウロコなどが付いたガラスに使っても、ウロコが落ちてくれば当然ガラス表面が現れてきて、そのまま使い続ければ、そのガラスそのものも削ることになるので、似た状態になるのではと想像しています。

ダイソーさんで売っていたダイヤモンドクリーナー
和柄の波模様のような研磨面が付いたスポンジ
ブラックボードの上にガラスを載せて見やすいようにしてます

実際に説明書通りに使ってみる

まずは、説明書きにある使い方、水を使って擦ってみます。

水を垂らして
押し付けずに軽い力でシュリシュリ擦って
残った水分を拭き取って終わり

擦ったのは白い円で囲った内側です。

キズは…見えませんね

スポンジの横だけを持って、極力、力を掛けないように擦りました。

相当軽く擦ってますので、もしウロコが付いていたら落とすのにだいぶ時間が掛かりそうな感じがしますが、どうなんでしょうか。

続いて、ほんのちょっとだけ力を加えて擦る

水を垂らしてからスポンジの上を軽く押さえて擦り拭き取ると
円内に、うっすら白く浮き上がったキズが見えますね

続いて、さらに力を加えて擦る

さきほどよりさらに押さえ気味に擦ると
もっとキズが増えちゃいました

ちょっとした力加減の違いで、キズが入るか入らないかが決まるようなので、思ったよりシビアかもしれません。

力加減を練習してから使わないと危険ですね。

でも、これでは、この商品を普通に使っただけなので面白くありません。

水の代わりにピッチレスコートを使う

せっかくなので、これまで汚れ落とし効果がありキズが入りにくいと紹介してきたピッチレスコートを使って試してみましょう。

ピッチレスコートを
擦る部分に付けて
スポンジの横を持って
軽く擦ったら
残ったピッチレスコートをスポンジとタオルでキレイに拭き取ります
すると、こうなります

水を使ったときと同じように軽く撫でるように擦っているのでキズは見えません。

左が水、右がピッチレスコートを使って擦った跡

続いて、ほんのちょっとだけ力を加えて擦る

ピッチレスコートをたっぷり塗って擦ってキレイに拭き取れば
やっぱり傷が入りました

水を使ったときと比べてキズは少ないような気もしますが…たいして変わりませんね。

左が水、右がピッチレスコートを使って擦ったもの

続いて、さらに力を加えて擦る

さきほどより押さえ気味に擦ると
水を使ったときと変わらない
左が水、右がピッチレスコートを使って擦った跡

軽い力で擦ってもキズは入りやすい

実際に入れた力を数値で測ってないので正確な比較にはなっていませんが、このような結果になりました。

軽く力を掛けた時だけ違いが僅かに出て、それ以上の力を入れてしまうと見た目はほぼ変わらないんですね。

というわけで、やはり力加減はとてもシビアなので、説明書きにある通り、車のガラスや鏡には使わないことです。

ウロコは落ちるけど同時にガラスや鏡にも傷が入る可能性が高い、ということなので、もしお風呂場の鏡に使う時は慎重に使った方がいいです。

始めから力を入れて使うのではなく、まずは力を入れずにやって、徐々に力を掛けつつキズが入るか入らないかを探り探りやるようにしてください。

また、念には念を入れて、はじめから実際にキレイにしたいものに使うのではなく、キズが入っても問題ないもので試しつつ練習をしてからにした方がいいでしょう。

何事もこれが基本です。

まあ、もしやりたいなら各自の責任においておやりください、ですけどね。

逃げですw

この記事は、毎日のように読んでくれる方がいらっしゃって未だに質問もいただくので、いずれはうろこ状のシミがたくさん付いたお風呂の鏡で試した方がよさそうですね。

キズが入っても問題ない鏡が見つかったらやってみますが、あまり期待しないようにお願いいたします!

クリーティングコートのお求めはこちらからどうぞ

ご留意ください

各クリーティングコートで全ての素材、汚れをテストしたわけではありません。

場合によっては、汚れが落ちない、素材に跡が残る、なども考えられますので、初めてお使いになるときや、初めてお使いになる素材のときは、一度目立たない部位でお試しいただいて問題が無いことを確認してからお使いください。

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