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黒い消しゴムクズのようなものが出ます
これはピッチレスコートを使ってくださった方からの質問で、ピッチレスコートを付けたスポンジで塗り込む際に、スポンジから消しゴムのカスのようなものがポロポロでてくるそうです。
この症状は、ピッチレスコートを初めて使った方からよくお聞きします。
消しゴムのカスのようなものの正体
消しゴムのカスのようなものは、ピッチレスコートの成分です。
ピッチレスコートをスポンジに付けて使っているうちに、スポンジの内部にたっぷり溜まったピッチレスコートが固まってスポンジから出てくるのです。
カスが出てくる原因
この消しゴムのカス的なものがスポンジから出てくるのは、付け過ぎたピッチレスコートがスポンジ内に溜まっていることが一番の原因です。
一般的なワックスは、ピッチレスコートに比べて厚めに塗ることが多いため、同じように施工してしまうと、付け過ぎの状態になるのです。
ピッチレスコートの場合は、少量を薄く広く伸ばすのがキレイに仕上げるコツです。
カスが出ないようにするには
スポンジにピッチレスコートを適量付けることで解決します。
キズ消し(実際はキズを埋めて隠します)、頑固な水アカを落とすなら
はじめのうちは20~30センチ四方ごとに1回、その後はスポンジへの染み込み具合を見ながら付ける回数を変えていきます。
簡単な汚れをササッと落とすだけなら
1回付けるだけでも多いくらいです。
ボディ全体に軽く保護膜を作るだけなら
初めてボディ全体を仕上げる場合でも、数回です。
普段から仕上げているボディなら、下で紹介している写真(スポンジに輪っか状に5点付けてますが、普段は1点だけ付けます)のように数回付けるだけです。
以上のように、たくさんの量を付けて施工することはありません。
白い粉状の物体がでてくるのはなぜ?
消しゴムのカスのようなものではなく、白い粉状のものが出てくることがありますが、これは、乾燥したスポンジを使ったことが原因です。
気温が高い日や炎天下で使ったときにも白い粉が出てきますが、これはピッチレスコートが熱で乾燥して粉状になったということです。
量を使いすぎたスポンジが乾燥するとさらに大量に白い粉が出てきて厄介なことになりますので、適量を使ってスポンジを乾燥させないようにしましょう。
スポンジにピッチレスコートがたっぷり染み込んでいたら
今までにピッチレスコートをたくさん使って、スポンジの中に多く含んでいる(スポンジを潰すと滲み出てくるほど湿っている)時は、普通の軍手をはめて施工しましょう。
普通の軍手をはめて施工することで、余分なピッチレスコートの成分が軍手に適度に吸われて、スポンジに含まれるピッチレスコートの量が多すぎず少なすぎずのイイ状態になります。
施工時にスポンジで傷を入れてしまうことを恐れて、たっぷり付けて使うこともあるでしょうが、スポンジを使い始める時の儀式と練習をしっかりやっておけば、そこまで心配しなくても大丈夫だと思います。
ピッチレスコートを多く使ったスポンジは、スポンジの中心あたりに粘土状の硬いものが出来てしまうこともありますが、このようなスポンジは残念ながら軍手ではどうにもなりませんので、別のスポンジを使うようにしてください。
もし、ピッチレスコートの減りが早いなと感じたときは、使い過ぎだと判断していいと思います。
夢中になりすぎてピッチレスコートをこぼすと余計減りが早いので、こぼさず適量を使いつつ楽しんでください!
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