2023年1月1日より、各クリーティングコートの付属品はスポンジと竹串のみになりました。タオルや軍手は各自ご用意ください。

買ったばかりのホワイトウォールタイヤに塗られた青色の保護剤を除去してみる。水だけでも落ちるらしいですが…

アドバイス

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新品ホワイトウォールタイヤのホワイトウォール部分に塗られた青い保護剤を落としてみます。

ホワイトウォール部分の青い保護剤が落ちるか試す

新品のホワイトウォールタイヤに付いている青い保護剤は一般的には中性洗剤や水だけで丸洗いできてしまうようですが、せっかくなので、ここではクリーティングコートのうち、P8コート、P113のそれぞれを使って施工してみます。

あるタイヤメーカーさんによれば、お手入れするために水をかけてスチールウールで擦ってもOK(やはり「擦るときは軽く」だそうです)らしいので、タイヤのウォール部分は案外丈夫なのかもしれないですね。

それでも軽い力で優しく施工しますけどね。

水とスポンジだけでも落ちるようなものを、わざわざクリーティングコートを使って解説する必要は無いのですが、やってみたかったのでお付き合いください。

ザッと写真を流し見してもらうだけで大丈夫ですw

洗剤を使うとタイヤの劣化が早まると言われますが…

タイヤを洗剤で洗ったり一部のタイヤワックスを使うと劣化を早めると言われるとか言われないとかありますので、P8コートやP113をタイヤに使うことに抵抗がある人は使わない方がいいです。

が、これまでにP8コートやP113を使って劣化が早まったということは確認しておりませんし、逆にP8コートで長持ちしたという報告を何人もの方からいただいたことがあるくらいなので、案外大丈夫ですよw

タイヤ自体が何十年と持たせることが無い消耗品なので、何十年持ちました!なんていうことが言えないのが残念ですね。

仕上げ前の状態をチェック

青い保護剤が、濃淡はありますが全体的に塗られています。

ずいぶんムラがありますねw
刷毛で塗ったような跡もありますねw
文字や装飾の凸凹にも詰まっています

お手頃なタイヤを購入しましたので塗りムラがある状態ですが、多くのタイヤだともっとキレイにびっしりと真っ青に塗られています。

用意するクリーティングコートは「P8コート」と「P113」

ゴムのタイヤといったらP8コートを使って仕上げますが、今回は一部分を汚れ落としに効果のあるP113も使って仕上げていきます。

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

以下のタオルや歯ブラシは別途ご用意ください。

  • タオル
    汚れを軽く拭き取ったり、噴霧後ある程度乾いたP8コートを拭き取るために使います。
    施工時の写真で登場するような一般的なキッチンタオル、それに似た柔らかいタオル、ウエスを2〜3枚ご用意ください。
  • 歯ブラシ
    文字や装飾の凸凹内に入り込んだ保護剤を除去するために使います。
    ゴムにダメージを与えないように、使い古して柔らかくなったものか柔らかめの歯ブラシ、ブラシを使うようにしてください。

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

以下のタオルや歯ブラシは別途ご用意ください。

  • 拭き取り用タオル
    P113が落とした汚れや、残ったP113を拭き取る時に使います。
    施工時の写真で登場するような一般的なキッチンタオル、それに似た柔らかいタオル、ウエスをご用意ください。
  • 歯ブラシ
    文字や装飾の凸凹内に入り込んだ保護剤を除去するために使います。
    ゴムにダメージを与えないように、使い古して柔らかくなったものか柔らかめの歯ブラシ、ブラシを使うようにしてください。
P113とP113-IIの違い

P113とP113-IIはどちらも、内装などの簡単な汚れからエンジンルームのキツめの油汚れまで、様々な汚れ落としをするためのものです。

P113に比べてP113-IIの方が汚れ落としの効果が強力ですが、素材を傷めやすい、変色させやすいといった心配はありません。

P8コートを使う場合、P113を使う場合、それぞれで、スポンジ、タオル、歯ブラシを分けて使うようにしてください。

共用すると、施工しにくくなり、それぞれの効果が十分に発揮できないことがあります。

施工手順

見た目が真っ青なので大変そうに見えますが、P8コートやP113の汚れ落としの効果を十分に使って落としていくだけです。

タイヤの1/2周をP8コート、残り1/2周をP113で施工してみます。

P8コートやP113をタオルやスポンジに付ける量について

以降、P8コートやP113をタオルやスポンジに付けますが、その時に付ける量はプッシュタイプの容器を基準にしています。

もしトリガータイプの容器を使う場合は、1プッシュと書いてあれば1/5プッシュ、2プッシュと書いてあれば2/5プッシュと読み替えてください。

実際のプッシュタイプの1回の吐出量はトリガータイプの1/9程度ですが、調整しにくいのでざっくり1/5にしてみましたw

そこまで厳密でなくても全く問題ないので、多過ぎず少な過ぎずな量を各自見つけてみてください。

P8コートを使う方法

タオルにP8コートを付けて拭いてみる

P8コートをタオルに付けて軽く擦るようにして落としていきます。

まずは手始めにこの部分を施工します
P8コートをよく振って混ぜてから
1〜2プッシュしたら
指に巻きつけるようにして
縦にゴシゴシ擦ってみたら
うっすら青色が取れて
さらにゴシゴシ何度も擦り続けると
落ちました
けっこう青いですねw
これで保護剤もP8コートで落とせることが分かりました

スポンジにP8コートを付けて擦ってみる

ただ、タオルを使った場合は、文字や装飾の細かい凸凹に塗られたものまではうまく除去できていないことが分かります。

そこで、ここからスポンジを使って施工してみます。

凸凹はタオルでは難しい
10の0の部分にまだ残ってます
P8コートを1プッシュだけ付けて
縦横円を描くように擦りつつ、スポンジの角を凸凹のエッジに沿わすなどして
せっかくなのでスポンジ1.5個分ほど右側も擦ってみると
文字や装飾部分の凸凹もスッキリ
もちろん平面部分も問題なく除去できてます

タイヤ1/4周分をスポンジでやってしまいます。

軽い力で
縦横円を繰り返し
1/4周の保護剤を除去完了
やっぱり青いw
遠くから見るといい感じですが
スポンジでも深めの凸凹は苦手らしい

歯ブラシ(ブラシ)にP8コートを付けて擦ってみる

スポンジの角をうまく使わないと、深めの凸凹や小さな文字の窪みには残りやすいので、歯ブラシ(広い面積ならもっと大きめなブラシの方が楽ちんです)を使ってみます。

柔らかめな歯ブラシを用意
これは何度か使っているもので、新品より柔らかくなってます
垂らさないように1プッシュだけ付けて
毛先を軽く当てて様々な方向からブラッシング
毛先が軽く当たるくらいの力で擦って
タオルで
拭き取って
細部は爪の先で押すようにして吸い取らせると
思った以上に残っていたようです
歯ブラシの先っちょが少し青くなりました
近くで見ても細部まで問題なさそう

P8コートを使う場合はスポンジ&歯ブラシで擦る方が楽で確実

ここまでタオル、スポンジ、歯ブラシを使ってみましたが、タオルよりもスポンジを使って施工する方が楽で確実なので、残りはスポンジと歯ブラシを使っていきます。

スポンジで全体を施工しつつ
細部は歯ブラシで施工すれば
ほぼ確実
Aの文字の細かい窪みも綺麗サッパリです

P8コートを直接吹きかけてから施工すると、もっと楽でした

ここまで来て、スポンジや歯ブラシにその都度付けて擦るのがやや面倒になってきましたので、直接吹きかけた後にスポンジや歯ブラシで擦ってみました。

全体的に直接吹きかけました
あとはスポンジと歯ブラシで擦り
青色を含んだP8コートをタオルで拭き取り
凸凹がある部分はトントンと押さえるように吸い取らせると
直接掛けてから施工する方が楽だったみたいですねw
これで半分完成

P8コートを使う場合は、このやり方が一番ラクで確実なようです。

P113を使う方法

続いて、P113を使う方法もP8コートと同じですが、タオルだけで施工するのは少々手間なので、タオルを使った施工はすっ飛ばして、スポンジと歯ブラシを使って進めていきます。

スポンジ・歯ブラシにP113を付けて擦ってみる

P113をよく振って混ぜてから
2プッシュ
軽く縦横円を描くように擦って
細部の凸凹をブラッシングすれば
あっさり落ちましたので
タオルでしっかり拭き取れば
キレイ

ここで分かったのが、P8コートよりさらに楽ちんで早い。

引き続きスポンジにP113を2プッシュしてから
細かく縦横円で
細部が落ちていなさそうなら歯ブラシも使って
深めの凸凹は歯ブラシで
タオルで拭き取れば
楽すぎる…

P113を直接吹きかけてからスポンジ・歯ブラシで擦ってみる

そしてさらに楽をするために直接吹きかけてからスポンジ・歯ブラシで施工します。

2プッシュしました
ここまで使ってくると少しスポンジが柔らかくなってきています
が、それでも大きく潰れないほどの力加減です
スポンジの角も使って
歯ブラシも使って
念のため浅い凸凹も歯ブラシを使って
P113が乾かないうちにすかさずタオルで拭き取れば
やっぱり楽々でした
細部も問題ないです

製造時や輸送時に付いたと思われる跡の除去にチャレンジ

ここで、製造時や輸送時に付いたと思われる3種類の跡がありましたので、これが除去できるのかを試してみました。

保護剤もよく落ちたことですし、以降、P113を使っています。

茶色の何かの跡

茶色っぽい何かの跡
直接1プッシュ
歯ブラシの毛先だけで軽く擦り続けて
ワッシワッシ…
ワッシワッシ…
だいぶ落ちたようなので
タオルで拭き取ったら
落ちました!
…まだ若干残ってましたので
もう一度1プッシュしてからワッシワッシしたら
ようやく落ちたようです

黒色の何かの跡

何の跡だか分かりません
1プッシュした後に
ただただブラッシングすれば
既に落ちたのが分かりますね
タオルでしっかり拭き取れば
落ちるようには思っていなかったのに、形跡無くなりました

とにかく何かの跡

この跡は何でしょうね
直接1プッシュ
しばらく歯ブラシで擦ってみても
落ちた気配がありません
タオルで拭き取ってみても
色が若干薄くなった程度で、落ちておりません

この後にP8コートでもチャレンジしましたが落ちなかったので、クリーティングコートでこの跡を落とすのは難しいのかもしれません。

P113で施工した後はシメにP8コートで保護

P113で保護剤を除去した後は、P8コートを施工します。

P113で施工した後でも表面に少し保護膜ができますが、P8コートほど強力ではありませんので、最後にP8コートでしっかり保護しておくのです。

P8コートで施工した部分はツルツル滑る感じがしますが
P113で施工した部分はサラサラで、表面に何もないかのような状態なので
いつも通りよく振って混ぜたP8コートを
直接吹きかけて
スポンジで撫でるように全体的に塗り込めば
見た目の違いは分かりませんが全周仕上がりました

使ったスポンジ、タオル、歯ブラシは真っ青になるので、再利用するときはしっかり洗ってからお使いになる方がよろしいかと思います。

スポンジは洗うとコシが弱くなりますが、仕方ないですね。

撮影に使ったP8コート用とP113用の道具たち

どの方法が一番確実で楽で早いか

以上、P8コートとP113を使って施工してきましたが、一番確実に楽に早く落とせるのは、P113を直接吹きかけてからスポンジと歯ブラシを使う方法でした。

タオルだけで施工するのは、細部に青い保護剤が残りやすいこともあるので、細かい凸凹があるタイヤではあまりやらないですね。

もし普段のタイヤ用スポンジで擦ってしまったらどうなるか

普段P8コートをタイヤに塗るときに使っているスポンジは、汚れやタイヤのカーボンブラックで黒くなっておりますので、このスポンジでホワイトウォールを擦ると、想像通りのことが起こります。

この場所を攻めてみます
普段使っているタイヤ用スポンジは真っ黒
ちょいちょいと擦るだけで
黒色の跡が付きました

こうなると落ちるんだろか?と心配になりますが、P8コート、P113があれば問題ないハズです。

黒くなっていないスポンジにP8コートをちょっとだけ(1プッシュ未満)付けて
軽く擦るだけで
簡単に落ちます
問題なしでした
黒スポンジで付いた黒い跡は簡単に落ちるということでした

その他の原因で黒い色が付いた場合でも落ちる可能性はありますのでお試しください。

しばらく使ったタイヤですと茶色く変色することがありますが、それでも落ちる可能性はありますのでお試しください。

それでも変色が落ちないときは別のもので対処可能なことがありますが、そのようなタイヤに出会ったときに解説することにします。

ホワイトウォールがOKなので、ホワイトリボン、ホワイトレターもOK

今回はバイク用のホワイトウォールタイヤを施工しましたが、ホワイトリボン、ホワイトレターでも同じです。

ただし、ホワイトレターにするための専用のマーカーを使って後から色を塗ったものについては、その上からP8コートやP113を施工したことがないので分かりません。

…1度だけありました。

お客さまが文字の部分を白く塗ったタイヤを過去に1度だけ施工したことがありますが、いつものようにP8コートを使っただけでも簡単に白い色が落ちてしまったことがありますので、モノによっては落ちるようですね。

塗った部分が落ちるのが心配なら、その部分を避けてP8コートを施工するようにしてください。

もし落ちてしまったら…また白く塗ってくださいw

今回の青色保護剤を落とす方法を簡単にまとめる

P8コート、P113共に同じく、それぞれの力をしっかり使った単純なお手入れです。

タオル・スポンジを使う場合

  1. P8コートまたはP113をタオルかスポンジに吹きかける
  2. いろいろな方向(縦横円を描くように)から何度も軽く擦る
  3. 乾かないうちにすかさず乾いたタオルで乾拭きする

歯ブラシ(ブラシ)を使う場合

  1. P8コートまたはP113を歯ブラシ(ブラシ)に吹きかける
  2. いろいろな方向(縦横円を描くように)から何度も軽く擦る
  3. 乾かないうちにすかさず乾いたタオルで乾拭きする

タイヤに直接P8コートやP113を吹きかける場合も同じです。

いつもながらの手順ですね。

P113で保護剤を落とした場合は、タイヤ表面を保護するためにも最後にP8コートをしっかり塗っておきましょう。

P8コートを使うよりP113を使った方が楽に早く落とせましたので、どちらもお持ちの方は、P113を使って落とすのがよろしいかと。

あらためて…今回使ったのは「P8コート」と「P113」

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

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