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- Qピッチレスコートでウッドパネルのキズも消せますか?
- A
ピッチレスコートでキレイに消せる(実際は隠します)場合もあれば、キレイにならない場合もあります。
塗装にひび割れ、剥がれがあるもの、木そのものが割れているものは、対処できません。
ウッドバネル、特にセンターコンソールのシフトレバーやドリンクホルダーがある部分は、物を置いたり不意に爪が当たるなどして、キズが入りやすいです。
飲み物が飛ぶことも、しゃべった時や咳き込んだ時、クシャミした時の飛沫が付くこともあるので、それらを拭き取った時に細かなこすり傷が付きやすい。
そういった、細かなキズはピッチレスコートでお手入れすることになりますが、キレイになるかならないかは、キズの深さによります。
これはウッドパネルではありませんが、キズや汚れが目立ちやすい真っ黒なパネルです。
これを左側だけピッチレスコートで施工します。
だいぶキレイになってはいますが、光を当てると、まだまだ線傷が見えますよね。
これも、ピッチレスコートで何度か仕上げてもらえば、もう少し目立たなくなるはずです。
ピッチレスコートは1週間ほどで安定するので、一度施工した後の再仕上げは、1週間ほどあけてから行ってください。
また、新品のスポンジは硬いので、初めてピッチレスコートを使う方は、スポンジで新しいキズを付けてしまいがちです。
ですから、スポンジをしっかり作って、キズが入ってもいい似た素材のモノを使って何度も練習してから施工してください。
力加減の練習は必須です。
これもウッドパネルではありませんが、とてもキズの入りやすい部分です。
こちらは比較的キレイになりましたが、やはり、見る角度によっては線キズが浮かんで見えることもあります。
キレイの基準は人それぞれですが、
- 光を当ててもほとんど線キズが浮かび上がらない状態
- キズが浮かんでてもツヤが出てキレイに見える状態
上の線キズがほとんど見えない状態を目指すことは、よく乗る車の場合はかなり難しいです。
ピッチレスコートの効果は、キズを埋めて目立たなくさせて、ツヤを出すことでさらに目立たなくさせることです。
削っているわけではないので、浅いキズ以外まで目立たなくさせることは無理です。
ま、何度か仕上げれば、かなり目立たなくなるはずですが。
逆に、ある程度キズを埋めてくれてツヤも出るので、キズを仕方ないものとして捉えていらっしゃる方には、十分な気もします。
どちらを目指すかで、ピッチレスコートを使う、使わないを判断されてもいいですね。
これを使えば完璧な状態になる!ってことなら、それに越したことはありませんが、そうはいかないので、完璧な状態を目指すなら、リスクはあってもコンパウンドで研磨し、その後にフィルムを貼って保護するなどしてください。
線キズを完全に消さないと嫌な人、キズが入ることが許せない人は、その車には乗らずに飾っておくのがいいと思います。
ウッドパネルに限らずボディから何から全てのキズが許せないというピッチレスコート愛用者の方とお話をしたときに、ご自身でそんなこと言ってました。(もちろん笑い話としてです。)
できれば飾っておきたいんですってw
とにかく、こういったケアも楽しんでやってもらえたら嬉しいです。
「あーキズ入っちゃたよークソッ!」って怒るよりも、「さーどうやってキズを綺麗にしてやろうかなw」 って思った方が楽しいですもんね。
何事にもイライラしないようにお願いしますw