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ちょっとした傷をさらに目立たないようにする方法を知る!
今回は、バイクの燃料タンクに入った目立たない洗車傷を、さらに目立たないようにさせる方法を解説していきます。
元の状態は、言われなければ分からないくらい。
恐らくご本人しか気にしない状態ですが、これをさらにピッチレスコートを使ってどこまでキレイに隠せるかやってみます。
ただ、ハッキリ言って、目に見える効果があるかは微妙です。
写真では伝わらないかもです。
今回のボディカラーは、実物はスゴくきれいな色ですが、なかなか写真では表現できない色です。
青っぽく見えてしまいますが、深い美しい紫色です。
仕上げ前の状態をチェック
フラッシュや太陽光線を当てないとまず見えない細かい傷です。
時々ご紹介するこちらのバイク、20年以上経過した車両です。
オーナーさんが一目惚れしてから、ずっと大切にお乗りになっているので、洗車傷があるとはいえ、なかなかの状態です。
どこかで1回だけコカしたらしいですが、まぁそれは仕方ないとして、全体的にキレイです。
用意するのは「ピッチレスコート」
以下のタオルは別途ご用意ください。
- 拭き取り用タオル
拭き取り、仕上げ後の状態チェックに使います。
施工時の写真で登場するようなタオル、または一般的なフェイスタオル、それらに似た柔らかいタオルをご用意ください。
ピッチレスコートには研磨剤・コンパウンドは一切入っておりませんので、無数に入った傷を削り取って目立たなくするのではありません。
傷を埋めて目立たなくさせるのです。
スポンジでゴシゴシ傷を削っているように見えますが、埋めてるだけです。
以降の解説では、過去のピッチレスコートを解説した記事とほとんど同じ文章が出て来るところがあります。
少しだけ楽をしようとしたところもありますが、やることが同じ場合は、違う言葉に言い換えるくらいしかできないので、決して手抜きをしてるのではありません。
ご了承くださいませ。
事前準備
まだ使っていない新しいスポンジは固くキズを入れやすいので、新品スポンジを使う場合は、事前にスポンジにピッチレスコートを馴染ませて表面を柔らかくしておきます。
また、初めてピッチレスコートを使う場合は、スポンジを押さえる力加減や、これから頻繁に出てくる「スポンジ戻し」の練習をしてください。
いきなり本番は危険です。
はやる気持ちを抑えてスポンジ作りと練習をしてから挑みましょう。
施工手順
ピッチレスコートが持つ傷を埋める効果を使って、同時に汚れも落としちゃいます。
使い方はスポンジで塗りこんで、タオルで軽く撫でるだけ
ピッチレスコートの容器をよく振ってから、容器の口にスポンジをあてがい容器とともに1度上下に振ります。
いつも通り、ピッチレスコートがスポンジに付きます。
滑りが悪くなったり、傷が埋まりにくいと感じたら、追加で1回だけ付けます。
左半分をやって違いを見てみましょう。
少々指が等間隔じゃないですが、親指と小指をスポンジの側面に当てて、3本指を上面に軽くあてがうだけです。
施工面に残った余分なピッチレスコートをスポンジで吸いとることを「スポンジ戻し」と言っているだけです。
詳しくは下記記事にありますので参考にしてください。
気分的に、左側の方の色が濃く見えるとか見えないとか…
実際は濃く見えます。
これが、ピッチレスコートが傷を埋めた状態です。
施工していなかった右側は一気に仕上げてしまったので、途中の写真はありませんが、その結果、こうなりました。
ステッカーには??
こんなステッカーが貼ってあったらどうしましょう?
まだピッチレスコートを使う前からこの状態なので、丁寧に保管されてたんですね
ですが、ゴッシゴッシ擦ったら、ステッカーにプリントされてる色が落ちることもあります。
また、古くなって劣化しはじめているステッカーも注意しないといけません。
そして、力を入れて擦れば、当然、ステッカーにも擦り傷が入ることがありますので、無理はしないことです。
この傷は仕方ないです
この場所は、他の部分より傷が多めですが、それは、タンクバッグの磁石が常に当たるところだったからです。
何度も何度も着脱してるので、これは仕方ないです。
ピッチレスコートで何度かやれば、もう少し目立たなくなるとは思いますがキズが見えなくなるまでは難しいですね。
今回も、いつも通りほぼタオルなしで仕上げました。
最後に質感と仕上がりの確認をしたくらいで、スポンジだけの仕上げです。
スポンジ戻しを正しく練習すれば、初めて使ったその日のうちにできるようになります!
実際の見た目は、よく見れば若干傷は残っていますが、十分だと思ってます。
これ以上の、澄み切った水面のような状態を求めるなら、磨いて(削って)もらわないと無理ですが、そこまでやっても、お手入れ次第、扱い方次第で、結局またキズは入りますけどね。
今回のキズを目立たなくさせる方法を簡単にまとめると、
ピッチレスコートの基本を使えば、難しいことは一切ないです。
- ピッチレスコートをスポンジに付ける
- 縦横円を描きながら擦る
- 最後にスポンジ戻しをしたら、タオルで拭き取る
この基本通りできれば、誰がやってもキズは目立たなくなるし、艶も出て色が濃く見えてキレイになるでしょう。
本来の塗装の色が蘇ったように見えます。
始めて使う方は、ピッチレスコートのスポンジの使い方を解説 でご紹介しているように、スポンジを作りながら力加減やスポンジ戻しを練習してからキズ消しに挑戦してみましょう。
丁寧にやれば、初めてでも誰でもできます!
あらためて…今回使ったのは「ピッチレスコート」
直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。
- スポンジ(大:1個 小:1個)
- 竹串(1本)
黒、紫、青、赤、深緑などの色の濃いボディは、艶や鮮やかさの変化が分かりやすいので、お試し頂きたいです。
薄い色の白やシルバーでも、写真では分かりにくいですが、目で見れば違いはしっかり出ます。
白やシルバーでもお試しくださいね!
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