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ウッドパネルのお手入れ方法を知る!
今回は、車内に使われるウッドパネルの汚れ落とし&擦り傷隠しの方法を解説していきます。
本物の木を表面加工したもの、木目調に加工したもの(木目調シートを貼ったものも)、どちらのウッドパネルも同じようにお手入れできます。
元の状態は、少し擦り傷が入って汚れが付いたものですが、とてもきれいな状態です。
新車から4年が経つ車ですが、お客様も丁寧に扱っていらっしゃるのでキレイなものです。
前回のバイクのタンク同様に、目に見える効果があるかは微妙なので、写真では伝わらないかもしれませんが、お付き合いください。
今回は、いつになく写真でキズや汚れが確認しにくいです!
仕上げ前の状態をチェック
一番汚れや傷が付きやすい運転席側のものですが、傷や汚れを探すのが難しいですねw
用意するのは「ピッチレスコート」
以下のタオルは別途ご用意ください。
- 拭き取り用タオル
拭き取り、仕上げ後の状態チェックに使います。
施工時の写真で登場するようなタオル、または一般的なフェイスタオル、それらに似た柔らかいタオルをご用意ください。
ピッチレスコートには研磨剤・コンパウンドは一切入っていませんので、無数に入った傷を削り取って目立たなくするのではありません。
傷を埋めて目立たなくさせるのです。
スポンジでゴシゴシ傷を削っているように見えますが、埋めてるだけです。
事前準備
まだ使っていない新しいスポンジは固くキズを入れやすいので、新品スポンジを使う場合は、事前にスポンジにピッチレスコートを馴染ませて表面を柔らかくしておきます。
また、初めてピッチレスコートを使う場合は、スポンジを押さえる力加減や、これから頻繁に出てくる「スポンジ戻し」の練習をしてください。
いきなり本番は危険です。
はやる気持ちを抑えてスポンジ作りと練習をしてから挑みましょう。
施工手順
ピッチレスコートが持つ傷を埋める効果を使って、同時に汚れも落としていきます。
使い方はスポンジで塗りこんで、タオルで軽く撫でるだけ
ピッチレスコートのボトルをよく振ってから、ボトルの口にスポンジをあてがいボトルとともに1度上下に振ります。
いつも通り、ピッチレスコートがスポンジに付きます。
ちなみに、このスポンジや後々登場するタオルは車内用に用意しているものです。
ボディ用をそのまま使っても構いませんが、外で使っているものを車内で使うなんて…な人は、外装用とは別に室内用の道具を用意してください。
2回も3回も付ける必要は全くありません
滑りが悪くなったり、傷が埋まりにくいと感じたら、追加で1回だけ付けますが、このウッドパネルだけやるなら1回で十分です。
では、左側からやって違いを見てみましょう。
施工面に残った余分なピッチレスコートをスポンジで吸いとることを「スポンジ戻し」と言っているだけです。
詳しくは下記記事にありますので参考にしてください。
左右の違いを確認します。
ってもともと傷が少なかったですが…
照明が反射しているのが右側で、汚れも確認できます
ピッチレスコートを塗る時に、ウッドパネル以外の樹脂やガラスに付いても、素材を痛めることはありませんが、できるだけ付かないように塗るようにしてください。
モケット部分に付いてしまった時は、スポンジやタオルで擦ると汚れのようになって落ちにくいことがあるので、すぐにP113を使ってシミ抜きの要領で落としてください。
続けて右側です。
照明が反射している右側に汚れも確認できます
ピッチレスコートは、はじめに付けた量で十分施工が続けられるので、付けずにいきます。
仕上がりを確認
汚れも落ちて傷も目立たなくなって、艶が出てるので、清潔感があります。
いかがでしょうか。
今回は、少しタオルを使いました。
理由は、スポンジに付けたピッチレスコートの量が多かったので、スポンジ戻しだけでは塗りムラが少し目立ったためです。
もし塗りムラが無くタオルを使わなくても問題が無いのなら、最後に質感と仕上がりの確認をするだけで、スポンジだけの仕上げでも十分です。
今回の施工方法を簡単にまとめる
- ピッチレスコートをスポンジに付ける
- 縦横円を描きながら擦る
- 最後にスポンジ戻しをしたら、タオルで拭き取る
外装でも内装でも変わらず、今まで通りの基本的な施工方法です。
基本を覚えて色んな所をキレイにしてしまいましょう!
ただし、滑って危ないところに使うのはダメです!
綿手袋して運転する車のハンドルや操作系に使うと、驚くほど滑って危険ですw
今回使ったのは「ピッチレスコート」
直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。
- スポンジ(大:1個 小:1個)
- 竹串(1本)
ウッドパネルは手に触れやすい部分で、汚れが付きやすく傷も入りやすいので、いつでもキレイにしてください。
内装が汚れてたら、実は運転中にストレスになっているかもしれないので、洗車するたび一緒にお手入れしておけば、いらいらしない運転が維持できるかもw
センターコンソールやインパネ部分も、是非お手入れしてみてください。
このようなデリケードなものを施工するときは、スポンジができていることが前提なので、必ずスポンジを作ってから、そして、施工に自信が無い人は、たっぷり練習してから施工してください。
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