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窓ガラスに付いたタバコのヤニや手アカなどの汚れをキレイにする!
窓ガラスの外側は洗うことが多いですが、内側をしっかりお手入れすることは少なく、せいぜい雑巾で拭くぐらいではないでしょうか。
タバコのヤニがたっぷり付いたガラスだと、もっとお手入れが億劫になるかも。
仕上げ前の状態をチェック
写真で見ても、タバコのヤニが付いているなんてわかりません。
だから、この後に登場する窓ガラスを拭いたタオルの汚れと透明感で「こんなに汚れてたんだ」と感じてください。
ホント、ガラスを写真で解説するのは難しいのです。
実物を見てもらえればよく分かるのですけどね。
用意するクリーティングコートは「窓ガラスコート」
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以下のタオルや軍手は別途ご用意ください。
- 拭き取り用タオル
塗って乾いた窓ガラスコートを拭き取る時に使います。
施工時の写真で登場するような一般的なキッチンタオル、それに似た柔らかいタオルなど、いずれかを2枚(粗拭き用・仕上げ拭き用)ご用意ください。 - 滑り止め付き手袋き(軍手)
タオルで拭き取る時に手が滑ることがあるので、滑り止めが付いた手袋をはめて使います。
ゴムの滑り止めが付いた軍手をご用意ください。拭き取り時にタオルが滑らなければどのような手袋でも構いません。 - 水洗いタオル
事前に水拭きで落とせる汚れを落とすために使います。
施工時の写真で登場するような一般的なフェイスタオル、それに似た柔らかいタオルなどをご用意ください。
施工手順
まずは水で落ちる汚れを落とす
ここから窓ガラスコートの出番ですが、その前に、水で落ちる汚れを落とします。
水で濡らして固く絞ったタオルでザッと拭くだけですが、タバコのヤニで汚れた内側には効果的なので、ぜび拭いてから窓ガラスコートをお使いください。
単純に拭くだけでいいです。
まずは外側。
汚れが付いていたのか、その汚れが落ちたか、よくわかりませんね。
続いて内側を拭きます。
内側がこれだけ汚れているというのは、タバコのヤニがたっぷり付いてたということです。
ヤニがびっしり付いた窓ガラスを水拭きせずにそのまま窓ガラスコートを塗ると、粘りのあるヤニが伸びてキレイに施工できないのです。
初めて仕上げる窓ガラスや、普段から車内でタバコを吸う車の窓ガラスは、特そのようになりやすいので、水拭きをオススメします。
ちなみにですが、タオルで拭いた後の水滴がキレイに拭き取れないことがあります。
特に、普段お手入れをしていない窓ガラスの場合になりやすいですが、上の写真のように水滴が多少残っていても大丈夫です。気にしないでください。
窓ガラスコートは少しの水滴が付いている状態で使っても問題無いからです。
あまりにも多くの水滴が残っている状態で窓ガラスコートを使うと、窓ガラスコートの効果が薄れたりキレイに仕上がらないことがありますので、完全に水滴を無くさなくても大丈夫ですが、できるだけ拭き取るようにしてください。
窓ガラスコートで汚れを吸着させてタオルで落とす
窓ガラスコートを塗り広げて白く乾いたらタオルで拭き取るだけの、簡単な使い方です。
これで透明感があって奥行き感も出る窓ガラスになりますが、たくさん塗れば簡単にキレイになるということはありません。
多過ぎても少な過ぎてもうまくいきません。
スポンジに付ける
しばらく置きっぱなしにした窓ガラスコートは分離し沈殿しています(数時間置くだけでも沈殿します)ので、容器をよく振って全て溶かしてから施工してください。
容器の底を見て沈殿物が無くなったことを確認してからスポンジに付けます。
適量と言われても分かり難いですが、ドアの窓ガラスなら2~3滴。
フロントガラスなら面積が広いので、スポンジに縦(もちろん横でもOK)に一直線に付けます。
フロントガラスなど他のガラスに塗った後なら、スポンジに多めに染み込んでいるので、その後の付け足しは1滴でも十分なことがあります。
もし、塗っている時にスベリが悪いとか、うまく塗れないと感じた時は、1〜3滴ずつ付け足しながら塗りましょう。
一度にたっぷり付けて塗るより、足りなくなったときに付け足して塗り広げる方が、量を使い過ぎず塗りやすいです。
たっぷり付けると垂れることもあるので、うまく加減してください。
また、新しいスポンジを使う時は、引っかかってスポンジが飛ぶこともあるので、使い始めはゆっくり塗るようにしてください。
しばらくすればスポンジ表面に窓ガラスコートが馴染んで、また、スポンジ表面の角が取れて、引っかかるようなことはなくなっていきます。
塗る
上の方は後ほど窓ガラスを少し下ろして施工しますので、ここで無理に塗る必要はありません。
続いて内側を塗ります。
このとき、スポンジがあまりにもひっかかる場合は、新品のスポンジでなくても丸まってしまうので、施工しにくくなります。
はじめて仕上げる窓ガラスや、汚れが酷い窓ガラスはこのようになりやすいので、スポンジの持ち方を少し工夫します。
こうすればスポンジが丸まったり不意に飛んでいってしまうことはありません。
そして、塗り終わるとこのようになります。
乾かす
後は、窓ガラスコートが乾くのを、とにかく待ちます。
窓ガラスコートが乾きながら汚れを吸着してくれるので、しっかり乾かすのがコツです。
拭き取りたい衝動を抑えて乾くのを待ちます。
梅雨時の湿気の多い日や気温の低い日は、乾きが遅くなるので辛抱しましょう。
どうしても乾かない時はヒーターで温めるなどして、しっかり乾かすようにしてください。
乾くまでしっかり待たないと、キレイに仕上がりません!
ガラスの外側にも窓ガラスコートを塗っているので分かりにくいですが、全体がしっかり白く乾いています。
全体的にこうなったら、この後はお楽しみの拭き取りです!
ワクワクですw
拭き取る
白く乾いた窓ガラスコートを2枚のタオルを使って拭き取っていきましょう。
まずは、粗拭きです。
この写真では凸凹のタオルを使っていますが、もしお持ちでなければ、凸凹していない普通のお手拭きタオルを使っても構いません。
粗く拭くだけなので、白く乾いた窓ガラスコートが所々残っていても大丈夫です。
続いて、仕上げ拭きです。
もう1枚の凸凹していないタオルで残った窓ガラスコートを丁寧に拭き取ります。
しっかり拭き取る必要がありますが、力いっぱい押し付けるようにせず、ガラスに軽く当てて密着させるだけです。
強くゴシゴシしたから落ちるというものではありません。
ゴシゴシやらないと落ちない場合は、その部分だけ、または、全体を、もう一度「窓ガラスコートを塗る・乾かす・拭き取る」をします。
それでも落ちない場合はもう一度繰り返します。
拭き残しが無いように丁寧に拭いてください。
この状態では目で見て確認するのは難しいので、一旦外側の拭き取りは終わらせて、内側の拭き取りに移りましょう。
内側から拭き残しをチェックしていると、外側の拭き残しを見つけることがあるので、そのときは、外側の拭き残しも拭き取っておきましょう。
バイザーがあって施工しにくいガラスの上側、ここはガラスを下げて施工します。
これまでと同じ手順で施工していきます。
内側から外側の拭き残しを見つけたら、忘れず拭き取ってください。
以上で終了といきたいところですが、最後にもうひとつ。
ガラス表面に付いていたタオルのケバや窓ガラスコート(白い粉状のもの)、そして水切りのゴム部分に付いていた汚れやゴミなどが、窓を下げたときに集められて残ります。
その残った跡が、下ろしたガラスを上げたときに顔をだしますので、それをタオルで拭き取ります。
あらためて…今回使ったのは「窓ガラスコート」
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窓ガラスコートは、よく言う「ボディにガラスコーティングをするモノ」ではありません。
ガラスの汚れを取って透明感を出して汚れにくくするものです。
以上、お見知りおきをw