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色あせた塗装の汚れ落とし方法を知る!
今回も、前回汚れを落としたエンジンのオーナメントです。
塗装された赤い部分の汚れ落とし方法を、解説していきます。
たぶんこれは塗装されたものだと思いますが、詳しいことはよく分かりません。
仕上げ前の状態をチェック
若干黒ずんでいる感じがします。
用意するクリーティングコートは「ピッチレスコート」
以下のタオルは別途ご用意ください。
- 拭き取り用タオル
拭き取り、仕上げ後の状態チェックに使います。
施工時の写真で登場するようなタオル、または一般的なフェイスタオル、それらに似た柔らかいタオルをご用意ください。
ピッチレスコートには研磨剤・コンパウンドは一切入っておらず、汚れや塗装を削りとる効果はありません。
汚れを強引に削り落としているわけではないのです。
スポンジでゴシゴシ削っているようにみえるかもしれませんが、汚れを溶かして浮かして落としているだけなので、お間違えの無いように!
施工手順
ピッチレスコートが持つ汚れを落とす効果をしっかり使うだけです。
使い方はスポンジで擦って、タオルでふき取る
ピッチレスコートのボトルをよく振ってから、ボトルの口にスポンジをあてがいボトルとともに1度上下に振ります。
するとこのようにピッチレスコートがスポンジに付きます。
あとは、軽く3~5回(多くても5〜7回くらい?)擦っただけ。
最後にスポンジ戻しをすれば完成です。
本来はこの色だったようですね。
施工する面積も狭いことなので、あとは一気にいってしまいます。
ピッチレスコートが少なすぎる状態で擦ると擦り傷が入りやすいので、「よくスベらない」「引っかかる感じがする」ときは、ピッチレスコートを1回付けてから擦るようにしてください。
しっかりスベって引っかかる感じがしないなら、付け足す必要は無いでしょう。
もちろんピッチレスコートは付け過ぎてもシミになったり除去できなくなる心配はありません(一部のコーティングやプラスチックに施工した場合は除去が難しいことがあります)が、多く塗った場合はスポンジ戻しやタオル拭きで手間がかかるのと、今回施工した部分は両端に段差と隙間があり、その部分に入り込むと取り除きにくいので、少量付けて使ってください。
ちなみに、スポンジ戻しとは、擦ってキレイになった後、擦った表面に残っているピッチレスコートをスポンジで拭き取る方法です。
詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。
仕上げ拭きといっても、スポンジ戻しがしっかりできていれば、残ったムラをタオルで軽く拭き取って質感の確認(スベリ方の確認)をするだけです。
一般的なワックスの使い方のように、塗ったワックスを拭き取るような感じではないことを覚えておきましょう。
あくまでも、質感の確認を含めた最終仕上げです。
慣れてくると、スポンジ戻しだけで、タオル拭きせずにキレイにムラなく仕上げることもできます!
スポンジに何かが付いた?
この赤い部分、ピッチレスコートで施工したら何かがスポンジに付きました。
これは、赤色の塗料が劣化して浮いた状態になっていたものを、その劣化した部分だけを除去したので、スポンジに付いたのでしょう。
この症状、いわゆるチョーキングと似たことが起こっていた…のかな?
ですから、元の劣化していない塗装まで削り落としているわけではないので、ご心配なく。
だたし、いくら研磨剤が入っていないとはいえ、スポンジをこれでもかってほど力を入れてゴッシゴッシ擦れば、スポンジが研磨剤の代わりになって劣化していない正常な塗装まで削ることがあります。
ピッチレスコートで施工した結果
光の加減が少し暗いので磨き傷は見えませんが、多少は入っています。
1989年からずっとこの場所にあるパーツなので多少は傷も入っているでしょうが、これは仕方ありません。
今回の汚れ落とし方法を簡単にまとめる
ピッチレスコートの基本を使えば、難しいことは一切ありません。
- ピッチレスコートをスポンジに付ける
- 縦横円を描きながら擦る
- 最後にスポンジ戻しをしたら、タオルで拭き取る
いつも同じことばかり書いてますが、他に書きようが無いのでお許しください。
塗装表面が劣化した状態でもその部分をしっかり取り除けさえすれば、元のキレイな色が出てきます。
何度も書きますが、研磨剤は入っていないので、ずっと擦り続けたら色が無くなった!なんてことはありません。
また細かく同じ話の繰り返しな解説になりましたが、前回のP113を使った施工と合わせてお試しくださいませ!
あらためて…今回使ったクリーティングコートは「ピッチレスコート」
直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。
- スポンジ(大:1個 小:1個)
- 竹串(1本)
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