この記事は約 6 分で読めます
透明なアクリル板をキレイにする方法を知る!
写真を整理していたら、お手入れする機会が少ない透明なアクリル板をキレイにした時の写真が出てきたので、解説します。
これはタクシーの防犯用?の透明なアクリル板ですが、手で触ることも多いようで、指紋や汚れがたくさん付いてます。
この素材はキズが入りやすいので、お手入れが面倒!やりにくい!のです。
汚れをヘタに落とせばキズが入るし、かといって、専用のクリーナーを探すのも大変だし、色々とありますが、ピッチレスコートで対応してみましょう。
ピッチレスコートはボディに限らず、プラスチックでも問題ないです。
プラスチックのうち、ポリスチレン(PS)やABS樹脂の製品に使った場合、曇りが出る可能性がありますので、使用しないでください。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
ピッチレスコートのニオイは、決していい匂いではなく溶剤のニオイがします。
溶剤というと、シンナーや灯油を想像するので、素材を溶かすように思いますが、ピッチレスコートは、塗りっぱなしにしても、素材(アクリル板)を溶かすことは無いんですよね。
仕上げ前の状態をチェック
数日営業を終えたあとの状態です。
手の汚ればかりですが、たくさん付いてます。
用意するクリーティングコートは「ピッチレスコート」
付いてる汚れはP113で落とせますが、素材にキズを入れないように、となると、ピッチレスコートが向いてます。
直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。
- スポンジ(大:1個 小:1個)
- 竹串(1本)
以下のタオルは別途ご用意ください。
- 拭き取り用タオル
拭き取り、仕上げ後の状態チェックに使います。
施工時の写真で登場するようなタオル、または一般的なフェイスタオル、それらに似た柔らかいタオルをご用意ください。
事前準備
まだ使っていない新しいスポンジは固くキズを入れやすいので、新品スポンジを使う場合は、事前にスポンジにピッチレスコートを馴染ませて表面を柔らかくしておきます。
また、初めてピッチレスコートを使う場合は、スポンジを押さえる力加減や、これから頻繁に出てくる「スポンジ戻し」の練習をしておきましょう。
施工手順
スポンジにピッチレスコートを付けて、撫でるように擦れば汚れは除去できますが、傷については、少しずつ埋めていくのです。
汚れは、スポンジで撫でた先から落ちていくので、押し付けるような力は不要。
キズは、いろいろな方向に入っていますので、基本の、縦横円を描きながら塗るのです。
コチラの面(後部座席側)を仕上げる
細かい擦りキズが目立つ場合は、縦横円を描きながら撫でてキズを埋めます
残り半分もどんどんいきます。
裏側(運転席側)の汚れがまだ残っているので、それが見えてしまっていますね。
続いて裏面を仕上げますが、遠くから見ると、コチラの面(後部座席側)の汚れが落ちてキレイに反射するようになったので、裏側(運転席側)を施工していなくても比較的キレイに見えるんですよね。
でも裏側(運転席側)もやりますw
裏側(運転席側)を仕上げる
繰り返し同じやり方なので、かなり途中を省きました。
でも、単純なのでだいたい分かりますよねw
仕上げ後の確認をしてみる
見てもらえばよく分かりますので、もう何も言いませんw
今回のアクリル板をキレイにする方法を簡単にまとめる
以前、バイクのスクリーン(風防)をピッチレスコートで仕上げましたが、ほぼ、というか、全く同じです。
同じようにピッチレスコートの基本を使えば充分キレイになります。
- ピッチレスコートをスポンジに付ける
- 縦横円を描きながら擦る
- スポンジ戻しをする
- タオルで拭き取る
これです。
汚れだけであれば軽く撫でるだけでいいし、キズが入っているならキズの消し方(隠し方)の基本を使うだけです。
誰がやってもキレイになりますが、スポンジは事前にしっかり作っておきましょう。
最後に、力加減には注意するようにお伝えしておきます!
しつこいですが、キレイに、そして、素材に優しく仕上げるには、力加減が重要ですからね!
今回の解説は、タクシーさんだけに向けたものではありません。
同じような素材なら同じようにお手入れできるので、バイクのスクリーン、メーターパネル、ドアバイザー、色々なプラスチック素材に使えます。
以前、浅い傷がたくさん入って読めなかったCDを、同じように仕上げたら読めるようになった事例がありますので、もしキズだらけの読めないCDやDVDがあったら試してご報告します。
あらためて…今回使ったクリーティングコートは「ピッチレスコート」
直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。
- スポンジ(大:1個 小:1個)
- 竹串(1本)
コメント(現在はコメントできません)