2023年1月1日より、各クリーティングコートの付属品はスポンジと竹串のみになりました。タオルや軍手は各自ご用意ください。

額縁のお手入れ。ガラスも縁も何もかも一緒にキレイにしないと絵が台無し!【額縁・枠編】…最終回

住まいのお手入れ

この記事は約 8 分で読めます

額縁の枠をキレイにする方法を知る!

前々回、前回に続き、ホコリとカビで汚れてしまった額縁をキレイにする方法を解説します。

今回が額縁のお手入れの最終回、枠編です。

仕上げ前の状態をチェック

ホコリ、カビ、何だかわからない汚れが満載です。

額縁分解前の状態
恐ろしい…
マスクが無いとキツイほどのホコリ
くぼみにもしっかりと溜まっております
濡れたタオルで拭いても何かがうっすらと付いています
分かりにくいですが付いています

木製でニスのようなものが少しだけ塗ってあるのは確認できました。

用意するクリーティングコートは「P113-II」と「P8コート」

今回はP113で汚れを落として、P8コートで保護艶出しする方法を採りました。

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

以下のタオルは別途ご用意ください。

  • 汚れ落とし兼拭き取り用タオル
    P113を付けて汚れを落とす時と、その拭き取りに使います。
    施工する面積が広い場合は、汚れ落とし用と拭き取り用の2枚(またはそれ以上の枚数)用意したほうがいいでしょう。
    施工時の写真で登場するような一般的なキッチンタオル、それに似た柔らかいタオル、ウエスをご用意ください。
  • 歯ブラシや刷毛
    より細かい部分を施工するために使います。
    歯ブラシは普通の歯ブラシ(できるだけ柔らかいもの)で構いません。
    刷毛や、豚毛の歯ブラシなどがあるとより良いです。

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

以下のタオルは別途ご用意ください。

  • 塗り込み兼拭き取り用タオル
    P8コートの塗り込みと拭き取りに使います。
    施工する面積が広い場合は、塗り込み用と拭き取り用の2枚(またはそれ以上の枚数)用意したほうがいいでしょう。
    施工時の写真で登場するようなタオル、または一般的なキッチンタオル、それらに似た柔らかいタオルをご用意ください。
  • 歯ブラシや刷毛
    より細かい部分を施工するために使います。
    歯ブラシは普通の歯ブラシ(できるだけ柔らかいもの)で構いません。
    刷毛や、豚毛の歯ブラシなどがあるとより良いです。

施工手順

P113で汚れを落としたら、P8コートで保護艶出しをします。

P113で汚れを落とす

P113をタオルにスプレーして使うので、汚れを浮かせながらタオルで擦り落とします。

あとは仕上げに乾拭きするだけ。

マットのところでプラスチックの枠のようなものをお手入れした方法と同じですね。

容器をよく振ってから、タオルの端よりの部分に1〜2プッシュ
この凹んだところがターゲット
指先で軽く擦ると
擦っただけでこうなりました
ここから右側が施工した部分です
汚れがキャッチできましたね

指で指し示したところまでキレイになって色が変わってますが、汚れが落ちつつ、表面が少しP113で濡れた状態です。

これは、乾けば元の木の色に戻ります。

ただし、表面がニスなどで処理されていない木材は、P113を多く吸うと変色の原因になることがあるので、濡らしすぎないようにしてください。

キレイになっても、まだ隅っこには汚れが残ってますので
P113を少量付けた(1/3プッシュくらい)柔らかい歯ブラシで極軽くブラッシング
毛先が曲がらないほど軽くブラッシングします
灰色の何かが残ってるように見えますが、これは素材の劣化か変色みたいです
落ちませんでしたね
こんなこともあるんですよ…
全体の凹みを仕上げると、このような状態になりました
綺麗になりましたね

続いては外側です。

外側は平面なので、とても簡単

やることは同じです。

タオルにP113を1〜2プッシュしてから軽く擦れば
汚れが落ちたようで、左側の色が明るくなりました
この一部分だけ拭いたのに、案外汚れが多かったようです
四方すべて拭けば完成

楽ちん過ぎでしたねw

P8コートで艶を出しつつ素材の劣化を防止する

P8コートをタオルにスプレーして撫でるだけです。

すでに汚れは落ちてるので、素材の表面にP8コートを染み込ませて、最後に乾拭きするだけ。

P8コートを軽くでも施工しておくことで、汚れやホコリが付いても楽に落とせるようになりますので、P8コートをお持ちなら、やっておくといいですね。

ただ、劣化防止といっても防腐剤とかは入っていないので、変色とか腐食を完璧に防ぐのはちょっと無理かもw

P8コートをタオル全面にうっすら吹きかけます
1〜2プッシュで十分です
あとは撫でるだけ
別にゴシゴシする必要はありません
タオルで撫でるように拭いただけなのに、さらに艶が出たように見えませんか?

見えない?

それでは、もう少し行きましょうかw

さきほどのタオルをそのまま使います(P8コートは付け足していません)
撫でたところまで艶が出て
また少し撫でると
全体的に艶が出ました
凹んだところもしっかりやっておきましょう

上で歯ブラシを使って仕上げた細かい箇所は、P8コートがうまく塗れないかもしれないので、そんな時は、歯ブラシの先っちょにほんの少しだけ(1滴で十分)P8コートを付けて擦ってみましょう。

これは写真撮っていなかったですね…

以上でP8コートは塗り終わりました。

あとは、30分ほど時間を置いてか最後の乾拭きをします。

乾いたキレイなタオルを使って
丁寧に撫でるように拭くだけ

このタオル拭きの時に、ツルツル滑る質感を確認してください。

汚れやホコリが付いても落ちやすくなるのは、このツルツルのおかげなんですよね。

…また最後の最後で乾拭き後の写真を撮り忘れてました。

組み立てた後の様子で、乾拭き後の状態を確認してくださいませw

P8コートで仕上げる素材について、ニスなどの表面加工が全く施されていない無垢の木材は、色が変わることもあるので、避けたほうがいいです。

最後に組み立てて出来上がり

分解した手順の逆を行います。

ガラスをはめて

ガラスをはめる際は、指紋や軍手の滑り止めゴムの跡が付きやすいので、もし内側に跡が残っていたらまだ枠や絵をはめる前の今のうちに拭き取ってください。

内枠をはめて
マットをはめて
絵をはめて
ガーゼで覆っているのは、絵の裏に笠井画伯の住所と電話番号が書いてあるから
(なんで画伯は電話番号まで書いたんだろうw)
裏蓋をはめて
紐をつければ完成

まず、違いが分かるように、仕上げ前の状態をもう一度見ておきましょう。

お手入れしてしまうと、なかなかの状態だったことがよく分かります。

これがこのように変わりました。

まあ、コメントはいらないですねw

今回の額縁の枠をキレイにする方法を簡単にまとめる

P113で汚れを浮かして擦ればキレイになります。

そして、P8コートで保護膜を作っていつまでもキレイな状態を保ちます。

  1. P113をタオルに付ける
  2. 擦る
  3. 汚れが落ちたら、乾拭きする
  4. 汚れがキレイに落ちたら、P8コートをタオルに付ける
  5. 撫でるように拭く
  6. 乾いたら、乾拭きする

前々回のガラス、前回のマット、そして、今回の枠と、全体的に簡単な施工でしたね。

これで額縁のお手入れ方法は終わりますが、どれも特殊な方法は使っていません。

窓ガラスコート、P113、P8コートを使って、基本的な使い方をしただけ。

単純な使い方を繰り返しただけです。

ですから、面倒くさそうな、あれほど汚れていた額縁のお手入れも、分解するのは面倒ですが、それでも時間にして1時間〜1時間30分でできてしまいます。

枠に彫刻が入っている額縁は難易度が高いですが、こういった単純な枠は誰でもできると思うので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ガラス編、マット編、枠編の3回に渡ってお付き合いいただきありがとうございました。

あらためて…今回使ったクリーティングコートは「P113-II」「P8コート」

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

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