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ラバーバンドの腕時計をキレイにする!
今回は、これまで解説することがなかったアクセサリー類、腕時計のお手入れ方法を解説します。
腕時計にも色々とありますが、ラバーバンドの付いた腕時計です。
ただ、この腕時計はバイクに付けていたものなので、どこまできれいになるかはわかりませんw
仕上げ前の状態をチェック
用意するのは「P113」と「ピッチレスコート」
<BASEの商品ページを見る>
以下のタオルは別途ご用意ください。
- 拭き取り用タオル
P113が落とした汚れや、残ったP113を拭き取る時に使います。
このタオルを敷いた上に時計を置いて施工しています。
施工時の写真で登場するような一般的なキッチンタオル、それに似た柔らかいタオル、ウエスをご用意ください。 - 歯ブラシ
細かい凸凹に詰まった汚れをかき出すために使います。
歯ブラシは普通の歯ブラシ(できるだけ柔らかいもの)で構いません。
刷毛や、豚毛の歯ブラシなどがあるとより良いです。
P113とP113-IIはどちらも、内装などの簡単な汚れからエンジンルームのキツめの油汚れまで、様々な汚れ落としをするためのものです。
P113に比べてP113-IIの方が汚れ落としの効果が強力ですが、素材を傷めやすい、変色させやすいといった心配はありません。
以下のタオルは別途ご用意ください。
- 拭き取り用タオル
拭き取り、仕上げ後の状態チェックに使います。
施工時の写真で登場するようなタオル、または一般的なフェイスタオル、それらに似た柔らかいタオルをご用意ください。
今回は、仕上げる面積が非常に狭いので、付属のスポンジを小さく切って使いました。
スポンジの切り方はこちら。
施工手順
歯ブラシ、タオルで力いっぱい擦ったからといって、よく落ちるってことは無いと思ってください。
できるだけ、P113の力を最大限に使うことです。
それに、ゴッシゴッシ力を入れて擦っても疲れるしキズを入れるだけなので、うまくP113の力を使いましょう。
P113でラバーバンドの汚れを落とす
まずは、ラバーバンドの汚れを落としていきましょう。
タオルを敷いて、その上で作業をします。
ブラッシングするときの力加減は、ゴシゴシ強い力を入れてしまうとラバーに擦りキズが入りますので、ブラシの先端が少したわむかたわまないか分からない程度です。
ゴシゴシしません。
タオルで拭き取る前に、水を吹きかけて汚れを含んだP113を洗い流してから、タオルで拭き取ってもいいですね。
バンドの色が濃いので、施工前後で違いがよく分かりませんが、キレイになっているハズ。
でも、バンドをすべて仕上げた後のタオルは、ここまで汚れていました。
白いタオル使えばもっと分かりやすかったですね…
ここまで汚れは落ちましたが、残念ながら、この黒いヤツは落ちませんでした。
でも、これは後ほどピッチレスコートで試すことにします。
最後に、プラスチック製のベゼルを同じように仕上げます。
先ほども書いたように、時計本体にP113を直接吹きかけるので、防水仕様ではない場合は故障に原因になります。
非防水の腕時計の場合は注意して作業する、というよりも、止めたほうがいいでしょう。
無理しないように。
ピッチレスコートで時計本体の汚れを落とす
続いて時計本体、風防もやってしまいます。
の前に、スポンジが新品の時は、事前にスポンジを作っておきます。
スポンジの作り方はこちら。(スポンジが小さくてもやることは同じです)
これでも多いくらいです。
ここでピッチレスコートを多く付けてしまうと、風防とベゼルの間にある隙間に入り込んで除去しにくくなるので、ホントにちょっとだけ付けてください。
ガラスの風防なら大丈夫だと思います(たぶん)が、プラスチックの風防だとキズを入れる可能性もあるので、力加減には注意が必要です。
深く入ったキズはムリですが、汚れ落としと艶出しはできました。
表面にピッチレスコートの膜もできてるので、手で触ってもツルツルです。
もし、光を反射させたときに油膜のようなモヤモヤっとしたものが残っているときは、窓ガラスコートを使って仕上げておきましょう。
小さなスポンジに窓ガラスコートを0.5滴くらい(1滴でも多すぎるます)つけて塗って乾いたらタオルで拭くだけです。
スカッと文字盤が見えるようになりますw
続いて裏側のメッキ部分も同じように仕上げます。
ここで、重要なことをお伝えします。
裏面の施工が終わったら、一度、腕に付けてみましょう。
ツルツルというか何というか、肌に触れる質感が気持ちいいのです。
これは実際に身につけて感じてもらわないと分からないので、ぜひ、試してくださいw
ピッチレスコートでラバーバンドの汚れを落とす
P113では落ちなかったラバーバンドに付いていた塗料(らしきもの)をピッチレスコートで落ちるか試します。
ミラーやバンパーに擦って付いた塗料も時間を掛ければ徐々に落ちます(下記記事参照)ので、このラバーバンドも同じやり方が使えたってことですね。
続いて、手こずりそうなバンドを止めるやつ(バンドループって言うそうで)についた黒いヤツを仕上げてみましょう。
汚れと一緒にバンドの色も落ちたかは、分かりません。
やってみるもんですねw
ラバーが擦れると、擦れた部分は変にテカりが出てしまいます。
でも、このバンドにも元々少しだけテカってる部分はありましたが、ほんの一部だけでした。
今回の汚れ落とし方法を簡単にまとめる
P113とピッチレスコートの力を十分に力を入れずに使えば大丈夫。
ラバーバンドやプラスチックのベゼルの場合
- P113を直接吹きかける
- 歯ブラシでいろいろな方向からブラシで軽く擦る
- 乾かないうちにタオルで拭き取る
風防や時計本体の場合
- ピッチレスコートをスポンジに付ける
- 小さく縦横円を描きながら擦る
- 最後にスポンジ戻しをしたら、タオルで拭き取る
ラバーバンドに擦れて付いた跡の場合
- ピッチレスコートをスポンジに付ける
- ホドホドの力加減で擦り続ける
- 最後にスポンジ戻しをしたら、タオルで拭き取る
P113とピッチレスコートを素材によって使い分ければ、こういったアクセサリー類でもしっかり仕上がるのですね。
今回は腕時計でしたが、ちょっと特殊な汚れ方だったので参考になることは少ないかもしれません。
でも、どこかで応用が出来ると思いますので、もし応用できそうな場面に遭遇したときは思い出してみてください。
あらためて…今回使ったのは「P113」「ピッチレスコート」
直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。
- スポンジ(1個)
- 竹串(1本)
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直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。
- スポンジ(大:1個 小:1個)
- 竹串(1本)
腕時計の中には金属のバンドもありますので、それはこちらでご紹介しています。
金属バンドのお手入れが出来れば、ブレスレットやネックレスのチェーンなどもお手入れできますので、身につけて気持ちよさを味わってくださいw