ピッチレスコート
ボディの汚れ落としから艶出し、素材の保護と、至れり尽くせりな効果
ピッチレスコートは、ボディの汚れ落とし、水アカ除去、洗車傷・磨き傷消し(傷隠し)、艶出し、素材の保護と、至れり尽くせりな効果があります。
ボディなどの塗装面、バイザーなどのプラスチック類、グリル・ドアノブ・モールなどのメッキ類、アルミ・鏡面ホイール、車内ならウッドパネルドアノブにも使えます。
使い方の基本は、スポンジに付けて塗り込み、余ったピッチレスコートをタオルで拭き取るだけの簡単仕上げです。
コーティング施工車ならコーティングを剥がさずに、上から使うことができますので、コーティングの保護ができます。
- 1. できること・できないこと
- 1.1. できること
- 1.2. できないこと
- 2. 使えるもの・使えないもの
- 2.1. 使えるもの
- 2.2. 使えないもの
- 3. 仕上げの参考例
- 3.1. 透明なアクリルに入った無数の磨き傷
- 3.2. こすり傷と密着した塗料
- 3.3. 意外と手強い水アカや古いワックス
- 3.4. 洗車やワックス掛けで付いてしまった洗車傷
- 3.5. 雨ざらしで発生したサビ
- 4. ピッチレスコートの効果
- 5. もう1つの大きな効果
- 5.1. 愛車を綺麗に維持する方法は定期的なお手入れをしてください
- 5.2. 簡単な水洗い・ケア方法
- 6. 塗装やメッキは車・バイク以外でも身の回りにたくさんあるのです
- 6.1.1. 住まい・お店なら…
- 6.1.2. 身の回りのモノなら…
- 7. 実際の使い方を “仕上げの参考書” で確認してみましょう!
- 8. ピッチレスコート 商品情報
- 8.1. フルサイズ(200ml入り)
- 8.2. レギュラーサイズ(80ml入り)
- 8.3. 付属品について
- 8.3.1. スポンジ
- 8.3.2. 竹串
- 8.4. 共通情報
- 8.4.1. 成分
- 8.4.2. 使用上の注意
- 8.4.3. 注意事項
- 8.4.4. 警告 一般注意
- 8.4.5. 保管方法等
- 8.4.6. その他
- 9. お求めはこちらから。
できること・できないこと
できること
汚れ除去、水アカ・古いワックス除去、キズ消し(削って消さず、埋めて隠します)、サビ取りなど、様々な汚れや状態に対応するだけでなく、保護艶出し効果があります。
できないこと
- 研磨剤が入っていないためキズやウロコ状になった水アカを削り落とすことはできません。
- 深いキズは多少目立たなくさせることはできますが、見えなくなるほど埋めることはできません。
- 塗装がえぐれて下地が出ている場合は、表面に付いたものを落とすことはできますが、下地の部分を隠すことはできません。
- ガラス等各種コーティングのように皮膜が硬化することはありません。
- 施工後のピッチレスコートは雨や洗車などで徐々に痩せていきますので、定期的なお手入れが必要です。
使えるもの・使えないもの
使えるもの
- つや消しを除く塗装色、多くのコーティング、ヘッドライト、テールライト、各種ホイール
(艶消し塗装や艶消しラッピングフィルムに使用した場合は多少艶が出ます) - ドアバイザー、メーターパネル、ウッドパネル、風防、ヘルメット、メッキなどデリケートな素材
(研磨剤が一切入っていないためメッキなどにも対応できます) - 蛇口等のメッキ、装飾品、お店の什器など
- 腕時計の金属製バンド・指輪・ブレスレットなどのアクセサリー
- 工具やツールキャビネット、ゴルフクラブのヘッド・シャフトなど
使えないもの
- 布、紙などの繊維
- ニスなどで表面処理されていない木材
- CDケースなどに使われる一部プラスチック(ポリスチレン、透明ABS樹脂)
- 一部のアンチグレア処理されたモニター
- 食器・包丁などの衛生に関わるも
仕上げの参考例
透明なアクリルに入った無数の磨き傷
見るからに透明感がないバイザーです。
このバイザーやピラーに使われる素材は柔らかく傷が入りやすいので、丁寧な洗車を続けないと無数の傷が付いてしまいます。
スポンジにピッチレスコートを1回だけ付けて、傷を埋めるように軽く撫でるように塗ります。
いろいろな方向に入った傷を埋めるために、縦横円を描きながら塗り続けます。
さて、無数に入った傷はどのようになったでしょうか?
半分仕上げましたが、透明感が変わったのが分かりますか?
ピッチレスコートには研磨剤が入っていませんので、傷を削り取るのではなく、傷を埋めて綺麗に見せているのです。
こすり傷と密着した塗料
駐車場のポールなどに擦って塗料が付着した、よく見かける状態です。
焦ってコンパウンドを買いにいって、一生懸命付着した塗料を落として、そしてボディの塗装まで削って肩を落す…
そんな時は、焦らず、ピッチレスコートを使ってみましょう。
ピッチレスコートを付けたスポンジで一部分を擦ってみました。
取れにくい部分は少しだけ力を入れて擦ります。
結果はこの通り、擦った部分だけ何ともあっさりと塗料が取れてしまいました。
こんなに簡単でいいんでしょうかw
半分以上仕上げました。
付いてしまった塗料はしっかり除去できてます。
その下の塗装部分はどうですか?
このバンパーには擦った時にえぐれて黒い樹脂が露出した傷があります。
塗装が削れて素材まで達している傷は修復することはできませんが、塗装の表面に密着した塗料はしっかり落すことができました。
研磨剤が入っていないのに綺麗に落とせるものもある、それがピッチレスコートです。
意外と手強い水アカや古いワックス
どんな色でも水アカや古いワックスがこびりついてしまうと、元の色がくすんで見えます。
ミラーやドアノブから流れ落ちた雨が汚れを呼び寄せて乾くと、黒い雨垂れ跡として残りますので、これでは愛車が台無しです。
迂闊にも左側半分を仕上げてしまったので色が綺麗になっていることには目をつぶってくださいw
また一部分を仕上げてみます。
スポンジに1回だけピッチレスコートを付けて、軽くちょっとだけ擦ります。
水アカや古いワックスは新しめのスポンジを使う方がより落としやすい一方、傷を入れやすいので、とにかく軽く撫でるようにするのです。
ちょっと擦っただけですが、擦った部分だけしっかりと汚れが除去できました。
軽く何度か擦っただけであっさりw
この部分は凸凹しているので、凹部分は汚れが溜まりやすく落とし難いので仕上げが大変そうですが、そんな素材でもあっさりです。
残りの汚れを綺麗に落としてしまうと、何事もなかったかのような綺麗具合です。
ちょっと角度が違うので分かり難い感じですが、拡大してよく見てください。
ボディの色が汚れでくすんでしまう前にピッチレスコートでしっかりメンテナンスしましょう。
使ったスポンジはというと、新品を使ったのでどれだけの汚れが付いていたか、そして落とせたかが分かります。
ピッチレスコートを2~3回付けただけで仕上がってしまいました。
洗車やワックス掛けで付いてしまった洗車傷
洗車、ワックス掛け、コンパウンドで磨き過ぎて無数に入ってしまった細かい傷は、本当に悩ましいものです。
黒・紺・赤といった濃い色のボディはうっすら白く見えてしまうので、本来のボディカラーが残念な色合いに。
これも、ピッチレスコートを使って仕上げてみましょう。
水アカ落としでは新品のスポンジを使いましたが、今回は少し使い込んだスポンジを使います。
もちろん新品のスポンジを使って仕上げることもできますが、その時は、使いはじめる前にちょっとした準備が必要です。
ピッチレスコートをまた1回だけ付けて、小さい範囲を仕上げていくと…
ピッチレスコートをしっかり塗ったら、ボディに塗って余った(白く浮いている)ピッチレスコートを力を抜いてスポンジに吸収させていきます。
ピッチレスコート特有の「スポンジ戻し」
すると、余ったピッチレスコートがスポンジに吸収されて、傷が埋まったボディが見えてきます。
黒く見えるようになりました。
ピッチレスコートが傷の奥深くまで行き渡り、ボディ表面を平滑にして傷を目立たなくさせました。
決して研磨剤で削って傷を消しているわけではありません。
傷が入る度に「傷が入ったら削る」を繰り返してたら塗装が薄くなってしまいます。
雨ざらしで発生したサビ
雨ざらしにされているバイクに多く見られるのが、メッキや金属部分に発生した赤茶色のサビです。
海に近い地域だと雨ざらしになっていなくても塩でサビが発生してしまいます。
素材表面に乗ったように出来たサビも、素材に食い込んだサビも、諦める前にまずピッチレスコートです。
ピッチレスコートをサビの上にたっぷりと垂れない程度に塗ってから、しばらく置いてサビに染み込むのを待ちます。
(筆を使って塗ってますが、スポンジで塗ってもいいです。)
染みこんだ分だけ、しっかりとサビが落ちます。
竹串を使って軽くサビを擦ってみます。
擦った時に、塗ったピッチレスコートに茶色いサビの成分が浮いてきたら、サビが少しずつ落ちている証拠です。
仕上げが楽しいので急ぎがちですが、急がず焦らずじっくり仕上げていきましょう。
ピッチレスコートを拭き取ります。
指で示した部分がピッチレスコートで仕上げた部分ですが、違いは分かりますか?
最初の写真と比べると一目瞭然なので、お分かりでしょう。
サビが落ちても素材に擦った跡が残ったり素材の変色は見られません。
全部施工すると…ホントにサビがあったのかと思うような状態になりました。
専用ケミカルの方が効果が高いかもしれませんが、専用品に勝るとも劣らないこともできるのがクリーティングコートです。
ピッチレスコートの効果
今までに説明した効果をまとめると、こうなります。
- 洗車傷・磨き傷を埋めて傷が消えたかのように目立たなくさせます。
- 水アカ・様々な汚れを落とします。
- 元々の塗装色を深みのある色艶にします。
研磨剤が入っていないピッチレスコートは、これだけ違う様々な症状に対応できるのです。
もう1つの大きな効果
弾力性のあるツルツルな保護膜を作って傷・汚れを防ぐ(汚れがついても落ちやすくする)ため、継続して使うと分かる効果があります。
愛車を綺麗に維持する方法は定期的なお手入れをしてください
愛車をいつまでも50年、100年と維持するには、毎週とか2週間に1回とか、乗り方や人それぞれで変わりますが、定期的なケアが必要です。
当たり前のことが必要ということです。
ですが、お手入れの時間がとられるとか、大変だとか、暑いとか寒いとか…これがなかなかできないのです。よくわかりますw
ところが、クリーティングコートはボディを保護してくれるツルツルな層(=保護膜)を作り、それがボディを汚れから守る効果もあるので、汚れがついても落ちやすく普段の水洗いやケアがとても簡単になるのです。
そして、普段から定期的なケアをすることで保護膜が厚みを増すので、さらにケアが簡単になっていきます。
とまあイイことを書いてますが、ピッチレスコートの保護膜は硬化せず柔らかいので雨などで流れ落ちやすく、一度施工したからといって何ヶ月も持続するものではありません。
そして、汚れを完全に防いでくれるわけではありません。
なので、普段のケアが簡単になったとしても、定期的なお手入れは必須なのです。
簡単な水洗い・ケア方法
タイヤ・ホイール、窓ガラスを仕上げたとしても1時間ちょっとで十分作業が終わる程です。
時々時間を掛けて細かい部分まで仕上げをして、それ以外は上のような一見手抜きをしているようなお手入れ(手抜きはしていませんよw)をするのもいいでしょう。
塗装やメッキは車・バイク以外でも身の回りにたくさんあるのです
車用、バイク用という枠はありません。
車用、バイク用のワックスを、住まいやお店に応用されることは少ないようですが、身の回りにあるモノで仕上げられるモノはたくさんあります。
蛇口、メッキ製オブジェ、家電など、様々なものにお試しください。
住まい・お店なら…
- 蛇口
- ドアノブ
- タオル掛け
- メッキ製オブジェ
- ストーブ
- ピアノ
など
身の回りのモノなら…
- 指輪
- ネックレス
- ブレスレット
- 腕時計(ガラス・金属部分)
- 眼鏡フレーム(金属部分)
- アクセサリー
など
ただし、床や階段など滑ると危険な箇所には使わないでください!
P8コートと同じく、滑りすぎて本当に危険ですので要注意ですw
色々なものを仕上げてお楽しみください。
「こんなモノ仕上げられた!」なんて発見する楽しみもあります。
「こんな素材に使えるのかな?」と迷った時はすぐご連絡ください!
実際の使い方を “仕上げの参考書” で確認してみましょう!
使い方や効果を「仕上げの参考書」にまとめています。
「仕上げの参考書」の記事に飛びますので、当サイトに戻る際はブラウザの戻るボタンでお戻りください。
ピッチレスコート 商品情報
フルサイズ(200ml入り)
付属品
- スポンジ(2個)
- 竹串(1本)
容器
PET製 + スクリューキャップ
容量
200ml
価格
3,850円(税込)
レギュラーサイズ(80ml入り)
付属品
- スポンジ(2個)
- 竹串(1本)
容器
PET製 + スクリューキャップ
容量
80ml
価格
2,200円(税込)
付属品について
スポンジ
大きいスポンジはボディの広い面積に、小さいスポンジは大きいスポンジが入らない細かい部分に使います。
竹串
指も入らないような細かい隙間を仕上げる時にタオルを巻いて使います。
共通情報
成分
- 超微粒子特殊溶液剤
- シリコーン強化樹脂
- 油脂系第2溶剤
使用上の注意
- 口に含む製品への使用はしないで下さい。
注意事項
- 万一飲み込んだ場合は、吐き出させないで、直ちに医師の診察を受けて下さい。
- 誤って目に入った場合、顔等に付着した場合は直ちに清水で充分洗い流し異常があれば眼科医等の医師の診断を受けて下さい。
- 使用中に気分が悪くなった場合は、通気の良い所で安静にし、気分が回復しない場合は医師の診察を受けて下さい。
警告 一般注意
- 人体に害があり飲まないこと。
- 皮膚の弱い人は、かぶれる事があるので、ゴム手袋を使用すること。
- 子供の手の届くところに置かないこと。
保管方法等
- 直射日光が当たる所や、温度が40℃以上になるところには置かないこと。
- 廃棄の際は中身を使い切ってから捨てて下さい。
その他
- 白に近い薄茶色の溶液です。
- 長期間放置すると2層に分かれて透明な成分が沈殿することがあります。
沈殿したまま使用すると汚れ落としなどの効果が十分得られないため、使用前によく振って沈殿物が溶けて混ざった白に近い薄茶色の状態で使用してください。
お求めはこちらから。
BASE、STORES、Yahoo!ショッピングでお求めいただけます。
また洗車道場(江戸川道場)でも対面販売しておりますので、ご都合の良い方法でお求めくださいませ。